バナナマンのコントを絶賛する芸人の声・エピソードまとめ

・2020年12月31日にオークラ・かが屋のコメントを更新しました。

バナナマンのコントを絶賛する芸人の声・エピソードをまとめてみました。

■おぎやはぎ

クイックジャパンvol94より

バナナマンはオチまでにボケを散らさないでいい。

矢作 まずあの演技力ね
小木 それが二人ともずば抜けてるんだよ
矢作 共演して、まぁやりやすい。つなぎの芝居が巧いでしょ。だから飽きずにずっと観ていられる。お笑いの鉄則で言ったら、オチにたどり着くまでボケを散らさないといけない。何秒に一回ボケろとか。でもバナナマンが演じてるとそんなの必要ない。
小木 「ここを観てほしい」っていう所まで、客を引っ張って行くんだよね。時間を贅沢に使えるんだよ。
矢作 途中に細かい笑いを挟んでいかなくても、「ドーン」ってところまで保たせることが出来る。それがいいのか悪いのかはわかんないけど。
小木 でも、そういうネタがあると強いよね。

矢作 うまく言えないけど、絶対的な何かがあるんだよね。それが無いと、客は途中で飽きちゃう。お笑い見に来てるわけだから、30秒、1分笑いがなかったら「なんでだろう」って思うじゃない?それをオチまで待っちゃう。待たせちゃう。

■ 渡辺正行

クイックジャパンvol94より

フランス映画のような、アンニュイな感じの面白さ。

現実からほんの少しだけ反れたような世界観と、コンプレックスを抱えた人間を演じる日村のキャラクターはどこにも属さない。シティボーイズのような大人のクダラナサを楽しむ芸風とも違うし、キングオブコメディのような決定的なボケを捌いていく方法とも異なる。よく言えばフランス映画のような、アンニュイな感じの面白さ。『アメリ』を笑いにしたような世界観じゃないかな。

■バカリズム

クイックジャパンvol94より

設楽さんの台本のすごさと、二人の台本を立体化する力

バナナマンは最初から面白かったです。昔、日村さんに台本を見せてもらったことがあるんですけど、読んだだけでは、どこをどうおもしろがるネタなのか僕にはわからなかった。でもライブを観てみたら、それがめちゃくちゃ面白いんです。設楽さんの台本のすごさと、二人の台本を立体化する力を見た気がしました。特に日村さんの台本を面白くする能力はハンパない。化け物です。「このテンポでセリフを言ったら気持ちいい」っていう天性のリズム感とか間を持ってる。滑舌もセリフ覚えもいいし、コントを演じるうえで必要な才能が最初から全て備わってるんですよ。

■オークラ

ゴッドタンやとんねるずのみなさんのおかげした(終了)の放送作家オークラは、佐久間宣行のANN0でこう語る。

バナナマンは最初からバナナマンだった。

オークラ:お笑い芸人って、自分が最初にやりたいネタがある。実際にネタ書けて演じてみた瞬間にみんなできないんですよ。
佐久間:そう最初に考えたのと違うと思うんだよね。例えばオードリーとかも何回かネタ変えてあそこにたどりついたんだもんね。
オークラ:(自分たちで演じられるように変えて)結局笑いやすいネタになると、今すでにあるネタと変わらなくなっちゃうんですよ。バナナマンは多分、設楽さんが最初に面白いなと思ったことを設楽さんが演じた瞬間にバナナマンはすでにできあがっちゃったんだと思うんですよ。

バナナマンの単独ライブは見に来ていた若手が全員ため息をついてた。

オークラ:バナナマンが当時20歳くらいの時の単独ライブで、設楽さんが野球のマウンドの温度が50℃になるらしいと言って、日村さんは50℃なんてあり得ないと。お風呂の一番熱いので40℃とかなのに人間が耐えられるはずがない。設楽が、俺が思ってるんじゃなくて、「それテレビで見たから。」とテレビで見たことをそのまま言うネタをやっていて、これ普通の若手が演じたら絶対面白くならない。バナナマンはめちゃくちゃ面白く演じていた。
バナナマンの単独ライブは見に来ていた若手が全員ため息をついてた「はぁ...…これ俺たちじゃできねえ」って

■ かが屋

「ゴッドタン」(毎週土曜深夜1時45分)は、「お笑いを存分に語れるBAR-若手SP-」より

面白くない人を面白く見せるというコントを初めて見た。それがすごくカッコイイ

バナナマン好きという共通点をきっかけにコンビを組んだかが屋は、バナナマンのコント「a scary story」をあげる。

怖い話をしようとするも、設楽がめちゃくちゃ怖い話が下手というコント。賀屋が「面白くない人を面白く見せるというコントを初めて見た。それがすごくカッコイイ」と好きなポイントを解説。母親から「あんたは話がつまらない」と言われてきた加賀は「話が上手くなくてもいいんだ」と勇気をもらったというが、矢作は「そういうことじゃないんじゃないの」を首をかしげる。

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