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はーとぼいるどワンダフル。

映画、テレビ、マンガなどなど。たまに広告のことも。

僕たちは恋する惑星に生まれた。

“その時、彼女との距離は0.1ミリ。57時間後、僕は彼女に恋をした”

恋の終わりはつらくて切ないけど、始まりはもっと恥ずかしくて切ないもの。ウォン・カーウァイの『恋する惑星』は男女の恋の始まりの痛さ、恥ずかしさをスタイリッシュに描く。

フェイウォン演じる女の子はイタい。この上なくイタい。失恋したトニーレオンの家に勝手に忍び込む、ストーカー以外の何者でもない。そんな異常な女をポップに演じるフェイウォンの可愛さ、そして音楽のセンス、何をとっても素晴らしい映画だった。

テイストもセンスも全然違うが、ストーリーを練って魅せるわけではなく、映像、会話、音楽、設定で魅せる所がタランティーノの初期の作品に似ている。そんなタランティーノがこの作品を絶賛するのはある意味必然かも。

また、タランティーノは『アジアンパシフィック映画祭』でこう語っている。

「数年前、ブラジルのサンパウロ映画祭で『欲望の翼』を見て、ぶっ飛んだ。そして去年、ストックフォルム映画祭で(タランティーノは審査員として参加)『恋する惑星』を観た。正直に言って、ここ2年というもの、こんなに熱くなった映画はなかった。映画が始まるやいなや、最初のワンカットでこの映画にイカレてしまった。完全に一目惚れだった! そして数日前、ビデオでもう一度見た。個人的分析によると、僕はこの映画を愛している。僕は自分が泣いているのに気づいた。別に人を感動させようとして作られた映画じゃない。泣かせるようなシーンがあったわけでもない。ジョークに引っ繰り返るほど笑わされたわけでもない。じゃあなぜかって? それは……ちょっと自分がゲイになったような気がしたけど……それは、こんなにも僕がこの映画を愛してるってことが嬉しすぎて、泣いたんだ。(場内爆笑&拍手)」


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