【アニメ】エヴァはスターウォーズだ!庵野はジョージ・ルーカスだ!
ニコ生の岡田斗司夫ゼミ「世界一キケンな人生相談」これは視聴者が実在の人物になりきって岡田斗司夫に人生相談するという番組だ。
1.まずは庵野秀明より(もちろん本物じゃないよ)
「エヴァの後、私はどうしたら良いのですか?」
【結論】 エヴァを作り続ければ良い
・作家には2種類いる、常に新しいものを作るのか、同じものを作り続けるのか前者は宮崎駿 そして庵野秀明は後者である
・庵野は実写作品なども撮っているが、自分が絶対やりたいことだという中心をずらしている。ラブ&ポップなどを観ると、アニメにいずれ活かす経験としてやっている
・つまり庵野はジョージ・ルーカスタイプ。ジョージ・ルーカスは『スターウォーズ』という器に何でも載せられることが分かってしまった。
『エヴァ』も『スターウォーズ』と同じである
以上が岡田斗司夫の回答である。
ちなみにジョージ・ルーカスはルーカスフィルムをディズニーに身売りした件についてこう語っている。
私は、この会社を守ってくれるどこか大きな組織に委ねたい、と自分が強く思っていると感じた。ディズニーは巨大な企業だ。彼らはあらゆる種類の能力と設備を持っているので、この売却で得られる強みはたくさんある。
・・・私がこれをやる理由は、その結果作品の寿命が延び、将来もっと多くのファンたちに楽しんでもらえるからだ。それは私が生み出した非常に大きな宇宙であり、たくさんの物語がそこにはある。
正にスターウォーズという器に何でも載せられるということだろう。たとえジョージ・ルーカスが関わらなくても。
・宮崎駿は諸刃の剣である、庵野秀明はエヴァ以外の作品は低予算で作っているのに対し、宮崎駿は予算をかけすぎる
・庵野秀明はお客に出すものと、台所で作るものを分けている大人の考えを持っている、宮崎駿もハウルの動く城も脚本段階でおかしいことに本人も気づいたはず、宮崎駿の内に抱える矛盾が圧倒的な絵で展開されるから観客も何となく観れるだけである
・『崖の上のポニョ』も同じ、妄想を絵にして見せているだけ、あんなリスクのある商売はできない
岡田さんは相変わらず面白いし、鋭い。宮崎駿が死んだらジブリもつぶれると思っていた自分にとって非常に新鮮な考えだった。