2020年1月3日 加筆修正
バナナマン、ラーメンズ、おぎやはぎが一緒にやったライブ『君の席』
これがめちゃくちゃ面白い!しかし、ふと疑問に思ったのがこの3組ってどうやって出会ったんだろうということ。
色々調べた結果クイックジャパンvol94で放送作家のオークラさんが3組の出会いを語っていた。これがまあ面白くて、その出会いの経緯を知ると『君の席』がなぜあんなに面白かったのか、なんとなく分かってきたのだ。
バナナマン設楽とラーメンズ小林の出会い
オークラ もともと、僕はラーメンズの小林賢太郎と友達で「バナナマン好きなんだ」って言うから、設楽さんを紹介したんですよ。結果バナナマンとラーメンズは『genico』っていうユニットを組むことになったんです。だけど、この頃はみんな謙遜しつつもイケイケだから、良い意味でも、悪い意味でもぶつかることがあるわけです。稽古場でもピリピリすることは何度もありました。
なんと!小林賢太郎の一言がきっかけだったとは、、しかもその言葉が「バナナマン好きなんだ」なんか良いエピソードだな〜と。
で、ピリピリしていたのは、やっぱり設楽と小林みたい。これに関してはネット上で色々情報があるからね。設楽が「あいつとは仕事したくない」と言ってるとか、、その反面「ラーメンズはやってること自体がかっこいいよ」とも言っているところに、なんかアンビバレントな思いがあるのかな〜と妄想する(笑)
バナナマン設楽のアドバイスで、ラーメンズライブは始まった。
佐久間宣行のANN0 放送作家オークラが語るエピソード
オークラ:ラーメンズの小林がバナナマンのファンだというので、ちょうど片桐の家に小林が来る時に、バナナマンも連れて行って紹介したんですよ。
小林が設楽に「今こういうネタを作ってライブでかけてるんですけどそれが10本たまったら単独ライブをやろうと思ってるんですよ」と相談すると、設楽さんがすぐに「それじゃダメだ。全部新作をつくれ」と言ったんですよ。小林が「わかりました。新作つくります」と言ってそこからラーメンズライブが始まるんですよ。
そして、そんな2組の前に現れたのが、人付き合いの天才、矢作兼。
矢作の人間性で3組のコントユニット「君の席」が実現。
設楽さんってああ見えて、なかなか人に心を開かない人なんです(苦笑)。けど、誰にでも心を開けさせてしまう力がある矢作さんに対しては、『笑いの巣』の流れもあったんで、「おぎやはぎと一緒にライブをやりたいな」って言い出したんです。それで、バナナマン、ラーメンズ、おぎやはぎが組んだコントユニット『君の席』が実現しました。これはね、今までやったなかでも完成度が高くて、いちばんいいバランスで成り立ったなあって思いますね。僕もネタを書いてて楽しかったし。
結局このライブが面白かった理由の一つはコンビ間の仲が良すぎなかったということなんじゃないかと思う。設楽と小林を矢作が中和してた。言い換えると、バナナマンの演技で引っぱろうとしすぎる所、ラーメンズのいらいらするインテリな雰囲気がおぎやはぎによって上手く中和されていたんじゃないかなと。。仲が良すぎる芸人どうしっていうのは意外と面白くならないことが多いと思うんですよ。キカナイトとか完全に芸人同士の仲が良すぎて面白くない番組の代表例だし。
ここまで書いて気づいたのが小木の話題が一切出てないこと、、『君の席』で一番おもしろかったのは小木の麻酔打たれた足を引きずる演技なんだけどね(笑)
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