ダウンタウンの漫才を見て、コンビ解散を決意した島田紳助と松本人志の知られざる関係・エピソードまとめ

 ダウンタウン松本人志に大きな影響を与えた島田紳助。島田紳助は、ダウンタウンに負けを認め、漫才を辞めコンビを解散した過去がある。そんな二人の関係性やエピソードをまとめてみる。


松本は、紳助隆介と勝負したかった

松本:僕は漫才やってほしいですよ。正直言うと、(島田紳助に)逃げられたと思ってるんですよ。

 松本は、漫才ブームの時の紳助隆介を高校生時代に見て、漫才師になることを決めたのに、紳助隆介が解散して、同じ舞台で勝負ができないことを悔しいと、事あるごとに語っていた。

紳助はダウンタウンに負けを認め、コンビを解散した。

 紳助は、自分を解散に追い込んだダウンタウンの衝撃を「松本紳助」など、番組で語っている。

紳助:かっこよくいったら、江川さんがホームラン打たれた一本で引退を決めたやんか?ああいうのってすごい分かるような気がすんねん。漫才でもウケへん時あるやん?でも完璧な状態で、ある日ウケへんかった時って、すごいショックやん?
松本:はい。
紳助:3ヶ月ネタつくって、行くときにちょっと予感あったんや。俺、終わりかもしれんって。やって、客はアホみたいな若い子やから、笑うんや。笑うけど、ぜんぜん違うってあるやん?それで、涙でそうになって。終わった瞬間、袖でばーって涙出てきて。打ち上げも行かんと、一人でずっと泣いてたねん。それで、わけわからんまま3年間続けた。

サブロー・シローにもダウンタウンにも明らかに負けてる。

紳助:うめだ花月の袖で、サブロー・シローとダウンタウンの漫才を見てたときに、「アカン」と。サブロー・シローにもダウンタウンにも明らかに負けてる。これは、やったらいかんと。醜態をさらすだけやと。すぐに(吉本)本社へ言って、(紳助竜介)辞めます、って。師匠のところに行って。だから、君らやで。引き金になったのは。
松本:ハハハ(笑)

「気持ち悪い笑い」が起きる。すごく高度な技術やんか?

紳助:16ビートの間を減らして、一人がいっぱい喋るっていう漫才ブームが終わって、ダウンタウンが出てきた。ダウンタウンの漫才はテンポが遅かった。おもろいけど、これで売れるか?って疑問だった。本人目の前にしてるから、言うわけじゃないけど、一番おもろいと思うねん、今。ピカソの粋に入ってるやんか?ちゃんとできるのに、それを崩してリアリティをつくっていって、わざとリズム外すかっていう。松本のボケなんて、チェンジアップやんか?まっすぐ速い球投げれるのに、そこでワンポイントずらして投げる。そこで、「気持ち悪い笑い」が起きるやんか?ああいうのってすごく高度な技術やんか?俺は、あれ見た瞬間にダメや!って思ったんや。絶対辞めようと。こんなもんと比べられてやったら、芸能界で、お笑いの世界で、俺は生き残っていけへんと。比べられた瞬間に。だから!辞めなアカンと。

紳助、引退に関して

僕は全然戻ってきてええと思うんですよ

松本:メールが夜中に入っててねえ。なんかあんまり良くないことじゃないかと思ってて。で、やっぱりポジティブなことじゃなかったから。次の日の朝かな、しっかり喋ったのは。こうこうこうで、色々あって。
東野:あ、実際会話があったんですか?
松本:会話はあったよ。
東野:朝の時点で?記者会見は夕方でしたね。
松本:そうやな。
東野:どういう会話が?
松本:まあ、「いやいやもう俺はええねん。やることやったし。」って、割とサバサバしてたけど。

武田鉄矢:紳助の凄いところは、自分を回し役にして、真ん中に立たないじゃん!バトンを回していくでしょ?
松本:そう!そうなんですよ。だから、あの人は売れるのに、意外と時間がかかったんですよ。本当はあの人が面白いのに、視聴者は周りの人が面白いように感じちゃって。あの人の凄さに気づくのに時間がかかったんです、でも、やっと気づいて。凄いことになったんですね。

松本:僕は全然戻ってきてええと思うんですよ。戻ってきてもらって、俺がちょっと休みたい。
東野:ハハハ!(笑)

紳助、misonoのYOUTUBE出演に関して

 「ワイドナショー」にて、東野より島田紳助のmisonoのYOUTUBE出演を見たかと話題を振られたさいのエピソード。

松本:いや、見てないんですよ!紳助さんのトークだけなら、見たいんですけど。misonoがうるさいやろなあと思って。
東野:はははは!!正解でした。
松本:な?うるさいよな?
東野:ははは(笑)
松本:久しぶりに紳助さんのスパーリングが見たいねん!こっちは。みたいなところあるよな?

松本:でも、僕はこんなことが許されるなら、単純に
僕といっしょにやってほしいですよ。
東野:おお。
松本:いやもうYOUTUBEじゃなくても、テレビでも、僕は普通にやりたいですけどね。


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