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『ドラゴンクエスト』を国民的ゲームへ押し上げた鳥山明のエピソードまとめ

 『ドラゴンクエスト』を国民的ゲームへ押し上げるきっかけとなった鳥山明のキャラクターデザインに関するエピソードをまとめてみた。


『ドラゴンクエスト』に携わるきっかけ

 鳥山明はドラゴンクエスト 『ドラゴンクエストシリーズ』のキャラクター、モンスターデザインを1986年の第1作『ドラゴンクエスト』から『ドラゴンクエストⅪ』(2017年 現状の最新作)まで務めている。

『ドラゴンクエストⅠ』
『ドラゴンクエストⅪ』より

 週刊少年ジャンプの元編集長であり、編集者であった鳥嶋和彦氏が『ドラゴンボール』連載中の鳥山明に刺激を与えようとして、『ドラゴンクエスト』のキャラクターデザインを頼んだのだという。鳥山明は軽い気持ちでやってみることにしたのだとか。

 鳥山明のドラゴンクエスト キャラクターデザインで、有名なエピソードは、ゲームデザイナーの堀井雄二のスライムのラフ画をどう解釈してデザインし直したかというものだ。
 堀井が鳥山明に見せたスライムのラフ画が下記である。

堀井雄二が鳥山明に見せたラフ画

 
 この堀井のラフを見て鳥山が描いたのが『スライム』なのだ。

スライム 鳥山明デザイン
 堀井雄二のラフ画だと、ぐじゃぐじゃのどろどろのスライムが、鳥山明の手にかかれば、こんなにかわいい今のスライムとなったのだ。  堀井雄二は、大のドラクエファンであるPerfumeのっちとの対談で鳥山明のキャラクターデザインが『ドラゴンクエスト』シリーズにもたらした恩恵をこう語っている。
のっち:でも、あの波乱万丈な人生は、ゲームしてる側としては次々にいろんなことが起こって楽しかったですね。ドラクエって救われないも話あるのに、なんかこう、ほっこり温かい気持ちになれるゲームなんですよね。不思議なことに。 堀井:それは鳥山明さんのキャラクターデザインもよかったんだと思います。鳥山さんは「ドラゴンボール」じゃなくて「ドラゴンクエスト」を描いてくれたからね。もしこれがほかの大物マンガ家さんだったら、たぶんドラクエは“そのマンガ家さんのゲーム”になってたと思う。(音楽ナタリー2021年11月16日 ドラクエが愛され続ける理由とは?より)

鳥山明が語るドラクエ秘話

ストーリーがあるマンガを描くのが好きというより、絵を描くこと自体が大好き

 鳥山はそもそもストーリー漫画を描くことより、絵を描くことそのものが好きなのでドラクエのデザインは楽しかったと語っている。
鳥山:だいたい僕は、ストーリーがあるマンガを描くのが好きというより、絵を描くこと自体が大好きなんです。だから、モンスターを考えたりするのはすごく楽しかった。とは言っても、数が数ですから、いままでの自分のマンガの中で描いてきたものに、ちょっと似ちゃったものもあると思いますけれど。(『鳥山明インタビュー』広告批評 1987年7月号より)

ゲーム画面のドット絵で最初から描いた

ゲーム画面に最適化したドット絵
鳥山:ドット絵になった自分の絵を見たあと、自分の絵が画面に現れることを考えて、モンスターのデザインどうせドット絵で見えるんだから、最初からドット絵風に描いたらどうか? インをするようになった。それで、と考えて、IIのイラストをドット絵風に描いたことがあったんですよ! 堀井:そうそう、あれは、イラスト見た瞬間に『鳥山さん、どうかしちゃったの?』と、スタッフの目が点になっちゃった。(笑) 鳥山:みんなに考え過ぎだって言われました。堀井さんに『元の絵でいい』って言われた時にはホッとしましたよ。良かった、その方が描きやすいやと思って。(『メイキング・オブ・モンスター 堀井雄二VS鳥山明 対談』より)

一番難しいキャラクター

堀井:僕は一番難しいのは主人公だと思うんですよ。脇役は個性があってキャラが決まっているから。 鳥山:僕の中で「いいヤツ」のバリエーションは「DQⅢ」くらいで尽きていますね。 堀井:主人公がプレイヤーの分身なので、あまり個性が強いといけないし、かといってカッコよくないとだめだし。 鳥山:そうなんですよ!
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