NHK党 立花孝志のNHKを内部告発、現在までの異様な経歴まとめ

N国党 立花孝志の悲惨な生い立ちから、NHK局員時代、自社の横領スキャンダルを週刊誌に内部告発して、これまでに至る異様な経歴をまとめてみた。

幼少期(1967年~)

 1967年、大阪府泉大津市で生まれ育った立花。幼稚園の頃には、お互いに愛人をつくった両親が離婚し、母が家を出ていった。父と姉と3人で暮らしていたという立花。

 父親は大手企業の営業職で麻雀や飲み会に明け暮れ家に戻ってくることが少なく、姉からは虐待を受けていたという。俗に言うネグレクトの状態で立花は育ったのだ。

姉から馬乗りにされて蹴飛ばされる毎日

立花:姉から結構虐待されて…(家には自分と姉の)2人しかいないんですけど、3つ歳の差があって、当時は死にたい毎日でしたね

ーえ~お姉さんからの虐待って初めて聞きましたね。

立花:…もう馬乗りされて蹴飛ばされて。(街録チャンネル2021年11月7日より)

栄養失調で倒れた立花のために両親は復縁

 立花は毎日学校での給食1食のみしか食べておらず、ある日栄養失調で倒れたのだという。

立花:小学校5年生の時に栄養失調で倒れて、5年ぐらい2人は離婚してたんですけど、お互い浮気相手とうまくいかなかったので、僕が倒れたことをきっかけに母親が戻ってきた。お互い(もう一度)結婚したけど、別の不倫相手がいたらしい(笑)(街録チャンネル2021年11月7日より)

NHK入局(1986年4月)

立花孝志の社員証

 そんな悲惨な家庭環境で育った立花孝志は、偏差値30台の大阪府立信太高校でトップの成績だったために、1枠だけ学校へ降りてきたNHK職員の就職試験を受けて見事に合格。
 NHKの集金人をするのだろうと思って入社した立花を待っていたのは、会社命令の裏金づくりの業務であった。

会長命令の裏金づくりを担当

 立花は入社後、NHK和歌山での経理業務の業績が認められ、東京の報道局に一本釣りされることになる。そこで任されたのが裏金づくりだ。

下請け会社に水増し発注してキックバックさせる

 NHKでの裏金づくりは、下請け会社への水増し発注という古典的な手口だという。

立花:いわゆる下請け会社さんに多めに払う。下請け会社さんに多めにお金をプールさせる。プールしたお金をキックバックさせるのが主な手口ですね。(街録チャンネル2021年11月7日より)

 立花が担当していた裏金づくりは社長、会長命令で大きなお金を動かさないといけない時のための資金源となる。会長、社長とあと数人しか社内で知らないものの、ある種公式な社の命令で裏金づくりをしていたのだった。

テレホンカード偽造機をディレクターのために裏金で買った

 裏金を管理していた立花はある日、ディレクターにテレホンカード偽造機を購入させられたと言う。

立花:潜入取材に行くんですよ。イラン人かイラク人か忘れたけど。テレホンカード偽造機集団にディレクターが「俺もテレホンカードで儲けたい」って言って取材に行くわけですよ。そしたら、「お前にも売ってやろうか?」ってなるわけですよ(笑)そこで、現金で払うわけでしょ?領収書とか何もないわけですよ。

ホリエモン:そういうのの裏金?

立花:そうそう、そういうの裏金で僕が補填するわけですよ!(2022年6月28日 NHK企業解説②より)

紅白プロデューサーの2億横領を調査。NHKの闇を知る(2004年)

 

紅白プロデューサーの2億横領事件とは

磯野克巳 1997年から2001年にかけ紅白歌合戦などの番組構成費名目で約4800万円を不正支出させ、一部をキックバックさせていたことが内部調査で判明。NHKは懲戒免職処分にした。警視庁はNHKからの告訴を受け昨年12月、同容疑者とイベント企画会社社長を詐欺容疑で逮捕、今年1月7日に再逮捕した。

 
 本事件の調査チームであった立花が社内を調べると、磯野以外にもその上司等多くの人間が横領に関わっていたことが判明する。

立花:内部で調べたら、10人ぐらいの人が横領やってて全部で20億ぐらいやってたわけですよ。それをやっぱり公表するべきじゃないですか!でもそれはNHKっていう組織がすごい悪いことしてるようになるから、文春にばれたこの人間だけを生贄にしようってことになって、それおかしいんじゃないのって思いながら、ウジウジしてた。(街録チャンネル2021年11月7日より)

 
 良心の呵責にさいなまれ、高熱が出て体調が悪くなった立花は後に病院で鬱病と診断される。上司に鬱病と診断されたことを告げると、社内的に体面が悪いため診断書の病名を改ざんしろと言われたのだという。
 2週間で職場復帰しようと考えていたものの、上司の一言にあきれた立花は2ヶ月の休職をとることとなる。

立花:鬱病って気分変えるといいとか言われるんですけど、心がしんどいと体自体もしんどいんですよ。心臓がバクバク動くから動いてなくてもしんどいです。背中が痛いとか熱も出て。だから半年ぐらいじっとしてましたね。(街録チャンネル2021年11月7日より)

NHKの闇を内部告発、退社

内部告発当時の週刊文春記事

 立花は鬱病で休職している間に、NHKの裏金づくりや海老沢元会長の院政の裏側を週間文春に内部告発する。しかしリークした情報はNHK会長、理事、局長と立花しか知らない情報だったので、立花がリークしたことはすぐに勘付かれ、呼び出しをくらったのだという。

立花:録音しながら行かないと怖いじゃないですか?そしたら録音してるだけで怒りよるんですよね。

ーあ~。

立花:今日何のために来てるのか分かっているのか?っていうから。「録音した内容をまた週刊誌とかに持っていくのか!」って言うから、それは内容次第ですよねって行ったら「録音止めてくれ」って。

 話し合いが決裂した後に立花は会議室の外で待っていた見たこともないNHK職員に「ポストが欲しいのか?金が欲しいのか?どうしたらその言動は止まるんだ」と問われたのだという。その時、立花を頭をよぎったのは紅白プロデューサーのキックバック元となっていた制作会社の社長が、警察の取り調べを受けた翌日に東京湾に車で落ちて、死んだ事件だという。立花はこのままだと殺されると感じたのだ。

立花:すぐに警察が自殺と発表してるんですよ!あり得ないですよ!被疑者が急にね。遺書もないし。俺も殺されるぞと。名前と顔を出さないと危ない!

ーあ!逆にね!

立花:誰がやっているのか早く世の中に知ってもらわないと、俺が殺されたらNHKが犯人だっていう状態にしないといけないっていうことで、その時にやっと週間文春が実名顔出しで記事を出してくれた。

 NHKは、どうしても言うことをきかない立花を不正経理の名目で懲戒処分を下す。立花はすぐに依頼退職をしたという。
 

NHK退社後の暗黒時代(2005年~)

 NHK退社後、立花は週刊文春を皮切りに2ちゃんねるを活用した情報発信、市議会議員選挙に出てみるなどやってみたが、社会から完全に黙殺されたのだという。

リスクをとって内部告発しても社会に黙殺される毎日

立花:2005年に内部告発して週刊文春に出ても・・・本当に全て事実だったからNHKは何も言えなかったわけですよね。オリンピックで裏金つくってましたとか…それも多くの人は見ないわけですよね。2013年に僕は初めて市議会議員選挙に出たんですけど、まあ話を聞いてもらえないですね。駅前にマイク持って喋ってても、まあ前を通り過ぎていくわけですよね。通り過ぎていくからホームで電車待ってる人にマイクを向けて喋ると、今度はうるさいと叱られるわけですよね。(2022年8月9日 Youtubeチャンネルダニエル社長の週間ニュースより )

パチプロで生計を立てた本当の狙い

 NHK局員時代からパチプロだった立花は、退社後本格的にパチンコで生計を立てることとなる。年間300万~1000万はパチンコで稼いでいたという。
 なぜ、パチプロで生計を立てたのかにはNHKと戦う上での大きな意味があると立花は語っている。

立花:なぜパチプロになったかというのが大きな意味があって、ジャーナリストを名乗ってたんですね。フリーランスのジャーナリスト。僕の考え方からしたら収入源とジャーナリストとしての活動は別にしておかないといかんっていうことでパチプロっていうのは全く邪魔されないんですよ。僕がもし普通に働きに行っていたとしたら、NHKの妨害って絶対にあったと思いますよ。(2022年8月9日 Youtubeチャンネルダニエル社長の週間ニュースより )

 立花はパチプロで生計を立てながら、野党にNHKの闇の情報提供を行うなど地道な活動を続けるも、マスコミはNHKというタブーに触れることを恐れほとんど報道されることはなかった。
 驚くことに、2005年の退社後、2016年の東京都知事選政見放送で放った「NHKをぶっ壊す!」という発言までの11年間、ほぼ立花は社会から無視され続けたのだ。


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