天才棋士 藤井聡太の恐るべき才能と凄さ エピソードまとめ

 史上最年少でのプロデビューからの活躍により、一般棋戦優勝、タイトル獲得、二冠から五冠までの達成など多くの最年少記録を保持している。さらに歴代最多連勝記録、史上初の5年連続での勝率8割以上、タイトル戦番勝負初登場からの7回連続での獲得など多くの記録を持つ天才藤井聡太の凄さを語る人の声をまとめてみた。

 

羽生善治(棋士)

Number Webより

詰む、詰まないの計算速度が異常に速い

羽生:最後、詰む、詰まないの計算速度が異常に速いですね。あの将棋の難しいところって詰ますっていうのを瞬間的に分かることはあるんですけど、逆にこれは詰まないという判断をしないといけないケースもあるんですね。たくさん全部王手がかかってきて、それを全部大丈夫というのを30秒とか1分間でしないといけないんですけど、ここの能力っていうのはもう突出している感じがしますね。

落合陽一:読み間違えると修正しないといけないってことですよね?

羽生:あっ読み間違えたらもう終わりなんで(笑)詰まないっていう見切り方とか判断とか本当に凄いです。(2022年4月1日 WEEKLY OCHIAI『天才・羽生善治』より)

渡辺明(棋士・タイトル通算獲得歴代4位)

Yahoo!ニュースより

 羽生善治に次ぐ史上4人目の中学生棋士であり、羽生後の世代最強と謳われた渡辺明。
 史上最年少の17歳10カ月20日でタイトル戦初挑戦を決めた藤井聡太と対峙したのが渡辺だ。社会現象を巻き起こした若き天才を現役最強とも称される渡辺が迎え撃つ。将棋界の枠を超えた注目が集まっていた1戦。
 敗れた渡辺は後に取材で藤井聡太の強さはこのように語っている。

渡辺:過去にもタイトル戦で負けたことはあるけど、この人にはどうやってもかなわない、という負け方をしたことはありません。でも今回はそれに近かった。(Sports Graphic Number 1010号(2020年9月3日発売)<新名人の決意>より)

渡辺:現状では藤井さんに勝つプランがありません。だっていまから藤井さんのような終盤力を身につけようとしても無理だから。(Sports Graphic Number 1010号(2020年9月3日発売)<新名人の決意>より)https://number.bunshun.jp/articles/-/844912

谷川浩司(棋士・タイトル通算獲得数歴代5位)

ダイヤモンド・オンラインより

 中学生棋士となり、1983年史上最速で名人となった天才 谷川浩司棋士は、藤井聡太の強さをこう語っている。

対戦相手と戦っているのではなく、将棋盤と対峙している

谷川:彼は相手によって作戦を変えることはなく、相手の得意戦法を外すこともしません。対戦相手と戦っているのではなく、将棋盤と対峙しているのです。子ども時代の将棋教室で培われた集中力と長時間考え続けられる力から来たのでしょう。普通は1時間も考えていたら、考えるのを休みたくなりますが、彼は公式戦でも相手の手番の時間帯も休まず考え続けます。(2021年9月1日 ダイヤモンド・オンラインより)

佐藤天彦(棋士)

読売新聞オンラインより

 将棋界の貴族と称される佐藤天彦は、藤井聡太の凄さをこう語っている。

将棋の歴史の中でもこれだけ先を読める人がいたのかな

佐藤:圧倒的な計算力でしょう。よく、「プロ棋士は何手くらい先を読むんですか」と聞かれますが、プロ同士の戦いでは微妙な均衡を保ったまま、暗闇を手探りで進むような難解な局面が続きますから、先を読むって言っても、詰将棋とは違う大変さがあるんですね。なのに藤井さんの場合は、プロ同士の難解な局面においても、10手、20手先まで読んでいる感じがするんです。将棋の歴史の中でもこれだけ先を読める人がいたのかなと思うぐらいです。(2020年7月8日AERAより)

佐藤:算数の四則計算に例えてみれば、他の棋士が計算力を駆使して「240ぐらいだ」と概数で計算値を割り出すのに、藤井さんだけは「241.51だ」みたいに、小数点第2位くらいまできっちり答えてくるような(笑)。アバウトなところがほぼない印象なんです。(2020年7月8日AERAよりhttps://dot.asahi.com/aera/2020070700015.html?page=2

加藤一二三(棋士)

ホミニスより

 史上初の中学生棋士、加藤一二三は、藤井聡太の強さをこう語っている。

受けが非常にうまいんです。それも強靭な受けです。

加藤:私はね、藤井さんのデビュー戦以来、彼の将棋を研究し、見てきましたけど、日に日に強くなってきています。歴代すべてのトップ棋士たちと戦ってきた者として表現しますと、藤井さんの将棋の特徴は、肉を切らせて骨を断つ。相手に何もさせないのではなく、相当攻めさせて、それを上回る対策を用意しています。他の棋士にはない特徴ですよ。藤井さんは受けが非常にうまいんです。それも 強靭な受けです。大山名人は受けの達人と言われましたけど、強靭な感じはしません。『これは大変だ』という将棋もうまく切り抜けて勝っているんです。(2021年11月15日 読売新聞オンラインより)

羽生に似たレパートリーの広さ

加藤:レパートリーが広いですよね。大山名人は振り飛車の名人、私はまあ、矢倉の加藤あるいは棒銀の加藤と呼ばれ、得意戦法が矢倉と棒銀の二つあるわけですよ。藤井さんは角換わり腰掛け銀に相掛かり、相手が矢倉で来た時も非常に有力な対策を用意しています。しいて言えば、羽生善治九段に似ていますかね。羽生さんの方が若干、柔軟性があるかなと思いますが。(2021年11月15日 読売新聞オンラインより)

ひろゆき(西村博之)


 ひろゆきは、藤井聡太の強さの秘密が見ていてもよくわからないと語っている。

ひろゆき:よく分かんないんですよね。もともとすげー記憶力があって詰将棋とかっていうのが中学生か高校生かの時からコンテストで1位みたいな元々凄え優秀だった人なことは間違いないんですけど、対戦した人が負けた時に、「どうして負けてるのか、どこから負け始めたのかいまいちわからない」みたいなことを言うんですよね。(ひろゆきのYouTubeチャンネルより)

詰将棋の能力特化型な気がする

ひろゆき:解説を見ていくと、普通の人だったらこっちを選ぶよねっていうところであえて、いつもと違うところを選んでってなんでやろう?と思うんだけど、最終ラインまで盤面を見ると、「あっこれで勝てたんだ」みたいなのがあるみたいな。詰将棋が異常に強いがゆえに、他の人が到達できてないレベルの詰めの能力特化型な気がするんですよね。(ひろゆきのYouTubeチャンネルより)


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