成田悠輔が好きな音楽や小説、映画などカルチャーまとめ

 成田悠輔が好きな音楽や小説、映画などカルチャーをまとめてみた。

MEN'S NON-NO より

映画

新海誠監督作品

新海誠監督作品『ほしのこえ』

 2022年11月21日(月)『ゴゴスマ』へ成田悠輔が出演時のエピソード。スタッフとの打ち合わせで同番組に新海誠が出演すると聞き、「え!!新海監督来るの!?」と成田はその日一番のテンションで驚いていたと言う。

新海さんの作品は中学生の頃から全作品見てる

成田:僕、新海監督の作品は全部見てて、全て0から一人だけで作業やったってやつがあって、『ほしのこえ』って作品で、下北沢のちっちゃいミニシアターで上映したっていうやつがあるんですよ。中学生ぐらいの頃で見たんですよね。

ーそれからずっと新海さんの作品は見てる?

成田:一応、全部見てるんじゃないかな。(2022年11月21日【“放送事故ギリギリ”の天才 成田悠輔】あと10分、生でしゃべります#59 - YouTube

ファンとしては、メジャーになりすぎたのでひねくれている

ーさっき、やっぱここに新海さんが来た時に(成田さんがファンということを)言えば良かった!!

成田:でもそういうファン心理としては、ガンガン売れちゃって『ゴゴスマ』とかに出てるようになると、「あ!…」ってなっちゃった(笑)そんな感じじゃないですか、ファンとすると。

ー要するに俺だけが知っていた凄い才能が。

成田:超メジャーになっちゃうとファンって大体ひねくれるもんじゃないですか?

ー成田さん、今ひねくれてる?

成田:ひねくれ状態(笑)

ーそれで、(新海さんと共演時)ずっと黙ってた?

成田:黙ってました。(2022年11月21日【“放送事故ギリギリ”の天才 成田悠輔】あと10分、生でしゃべります#59 - YouTube

 
 成田悠輔が大好きな新海誠の伝説の作品『ほしのこえ』。25分のフルデジタルアニメーションの監督・脚本・演出・作画・美術・編集のほとんどを、新海誠監督が自宅で一人で行い業界を騒然とさせた傑作。こちらから視聴できます⇩
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■『ほしのこえ』(新海誠)

「私たちは、たぶん、宇宙と地上にひきさかれる恋人の、最初の世代だ。」

ストーリー:2046年、関東某県の中学に通う長峰美加子と寺尾昇は同級生。同じ部活で仲の良いふたりだが、中学3年の夏、ミカコは国連軍の選抜メンバーに選ばれたことをノボルに告げる。2047年、冬、ミカコは地球を後にし、ノボルは高校に進学する。 地上と宇宙に離れたミカコとノボルは携帯メールで連絡をとりあうが、リシテア号が木星・エウロパ基地を経由して更に太陽系の深淵に向かうにつれて、メールの電波の往復にかかる時間は開いていく。ノボルはミカコからのメールだけを心待ちにしている自身に苛立ちつつも、日常生活を送っていく。やがてリシテア艦隊はワープを行い、ミカコとノボルの時間のズレは決定的なものへとなっていく……

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成田悠輔も評価する天才 新海誠の凄さを語る声まとめはこちらの記事から

fc0373.hatenablog.com

『ワン・プラス・ワン』(ジャン=リュック・ゴダール)

 高校生の頃、学校に通わず名画座やレンタルDVD屋でジャン=リュック・ゴダール作品を全作見るという謎の活動をしていたという成田。
 
 ゴダール作品の中でも特に『ワン・プラス・ワン』は、おしゃれすぎず、政治色も強くない点でお気に入りだと言う。

成田:ゴダールのなんか作品たちの中で おしゃれすぎないかといって、政治すぎない、過激すぎない、みたいなちょうど真ん中あたりのいい塩梅のところをバシッと言ってる作品だなって感じがすごいしたんですよ。(2023年3月28日 YouTube『アートと出会う』)

成田:(ワン・プラス・ワンは)70年代の作品とかでその前が政治の時代で『中国女』とか、その過激なプロパガンダパロディ映画みたいな撮ってる時期じゃないですか。そこから、その後の80年代以降のいわばハイアート化していく映画みたいなののちょうど中間地点で、ポップさと社会性、アート性がいい感じに混ざり合った時期だったんですね。(2023年3月28日 YouTube『アートと出会う』)

 成田は『ワン・プラス・ワン』のポスターを購入して、ボロボロになるまで自宅に飾っていたと言う。

成田:僕そのポスター買って、裸のまま額とかに入れずにセロハンテープで壁に貼り付けてたんですよだんだん黄ばんでいくじゃないですか?でポスターとか丸まっていきますよね?そのたびにあの貼り直したりしてだんだんセロテープだと耐えられなくなってくるんでガムテープと かで貼り始めたりして。ギリギリまで耐えるみたいなことやったんですよ で最後多分ボロボロになってもう 崩壊するみたいな感じで引っ越しとかも 色々あってどっかのタイミングで消失し ちゃったんですよね。(2023年3月28日 YouTube『アートと出会う』)

 

音楽

 以下は、2022.11.19 成田悠輔のオールナイトニッポン0(ZERO)で成田が選曲した楽曲である。

井上陽水『Yellow Night』

Yellow Night (Remastered 2018)

Yellow Night (Remastered 2018)

  • FOR LIFE MUSIC ENTERTAINMENT, INC.
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kyoka『Shush』

 成田は、コロナ禍が始まる前に最後に行ったのはkyokaのLIVEであると語っていた。

カニエ・ウェスト 『I thought about killing you』

Field work『This Is Not The End』

ThIs Is Not the End

ThIs Is Not the End

  • Fieldwork / Polar Patrol
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Reol

 成田悠輔が音楽ナタリーでおすすめコメントを寄稿したアーティスト

タワーレコードオンラインより

日本の女性シンガーソングライター、マルチクリエイター。2019年11月7日にはYouTubeチャンネル登録者数が日本人女性ソロアーティスト史上初の100万人を突破した。YouTubeチャンネル登録者数は150万人を突破。総再生回数は8億回を超える。

成田悠輔のおすすめコメント

成田:最近のJ-POPって超絶技巧ガラパゴスの黄金の国ジパングみたいになってますよね。ガラパゴスってのは嫌味なしの良い意味で、こんなの聴いたことないし他の場所には絶対ないみたいな。我が道を突き進んでて素晴らしい。だけど、日本以外の人にはよほどの変わり者以外伝わらないんだろうなあと感じちゃうのも確かです。(2022年11月17日Reol「COLORED DISC」インタビュー|追求し続けた「Reolとは何か?」の答え (3/3) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

成田:その点Reolさんの音楽は多重人格みたいな変態的声色魔術で繰り出される日本語歌詞でガラパゴスJ-POP黄金時代っぽい感じはもちろんあり、なのに海外のお客さんも鷲づかむ普遍性っぽいものを兼ね備えてて。その普遍性は声を通じた情動表現の豊かさゆえなのかなとか。
今回の「SCORPION」と「secret trip」の2曲もまったく対照的な声色で、前者の突っ張った戦闘態勢と後者の甘えたちょっとナルシスティックな鼻声風とまことに色彩豊か、「COLORED DISC」というCDタイトルはまさしくo(`・ω´・+o) …!と感じましたこれからも「新しい 恐ろしい 面白い」第六感音楽を陰ながら勝手に期待しております!という、一リスナーの感想でした。(2022年11月17日Reol「COLORED DISC」インタビュー|追求し続けた「Reolとは何か?」の答え (3/3) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

アート

アンリ・マティス

アンリ・マティス「緑の筋のあるマティス夫人」(1905年) アートペディアより


 成田悠輔は、『色彩の魔術師』と呼ばれるフランスの画家 アンリ・マティスの作品には自分なんかには解読しきれない底なし沼みたいな凄さがあると語っている。

成田:マティスは昔から好きっていうより、むしろなんかどこまで見ても、どこまで解読しようとしても解読しきれない 底なし沼みたいな存在としてすごく興味があります。(2023年3月28日 YouTube『アートと出会う』)

 成田は、日本を代表する現代アーティストである村上隆のアンリ・マティス評を引用しながら、ピカソやアンディ・ウォーホルを遥かに超えたマティスの凄さについて、こう語っている。

成田:昔だと村上隆さんが 例えばなんかピカソとかウォーホルみたいな同時代的に時代の寵児になるアーティストって いうのは所詮時代の長寿になれる程度の人でしかないので、必死に徹底的なマーケティングと広告と ブランディングを頑張っただけっていう部分があると。だから彼らが何を考えて、どんな景色を見ていたかは自分にもわかる、みたいなこと書いてたんですよ。(2023年3月28日 YouTube『アートと出会う』)

成田:だけどマティスのような人については彼が何を目撃していたのか自分にはわからないみたいなんですよ。だからそういう存在が 好きっていうよりは、ずっとしこりのように残ってるっていう感じがありますよね。だからアートってもなんかそういう機能を果たしてくれるものとして自分にとっては大事っていう感じですかね。(2023年3月28日 YouTube『アートと出会う』)

 
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