サブカル界のボス 天才みうらじゅんが生み出した言葉・ブームまとめ

サブカル界のボス 天才みうらじゅんが生み出した言葉・ブームをまとめてみた。

DANROより

マイブーム

 みうらによる造語、「my」と「boom」を組み合わせた和製英語で「自分の中だけではやっている物や出来事」といった意味で使用される。みうらのマイブームのルーツは小学生時代にさかのぼる。小学校の社会科見学で奈良・京都の寺院を見学してから仏像に興味を持ちはじめ、寺院で配布されているパンフレットの仏像の写真を切り抜き仏像の感想を沿えスクラップにしていた。この仏像ブームがみうらの人生初のマイブームとなった。この言葉は「大ブーム」に語感が似ていることから思いついたという。

クソゲー

 ファミコンブーム時にみうらが雑誌で連載していたコラム「ゲロゲロゲームランド」上で、元々はバカ映画に沿ってバカゲームと呼んでいたものが、自腹で金払ってるんだからバカじゃ済まないだろう、ということでクソゲーと呼ぶようになったと後に語っている。

修行映画

「自分に向いていない映画」を鑑賞し、「つまらな…」が出そうになった瞬間に「そこがいいんじゃない!」と自分を納得させる行為や映画を表す言葉。


ゆるキャラ

 ゆるキャラという言葉を初めて使い出したのはみうらじゅんである。みうらは全く認知度が無いがゆえに子どもも寄ってこないゆるキャラの悲しさに着目して、その面白さを語っていた。
 その後、2008年には、ゆるキャラは流行語大賞にノミネートされ、くまもんやふなっしーとともに大ブームを巻き起こすことになった。

 みうらは警視庁マスコットのピーポくんんいゆるキャラの面白さが凝縮されていると語っている。

ピーポくん 毎日新聞より

人間でもなく動物でもなく何者かわからない

みうら:ピーポくんは、いろいろな動物のかわいいところをイメージ化っていうんだよね。人間でもないし、動物でもないし、じゃあ何者なんだかわからないことになっちゃっていて、すごく気になってね。頭から飛び出している角みたいなものは、社会の動きをキャッチするアンテナで、名前の由来は「ピープル&ポリス」の略なんだって。誰だって、「ピーポーピーポー」のサイレンかと思うじゃない? 「説明してくれなきゃわからないじゃん」みたいなところがてんこ盛りで、どんどん面白くなっていったんだよね。みうらじゅんインタビュー 「最近、俺自身がゆるキャラになってる?」 | ORICON NEWS

自分自身がゆるキャラ化していることに恐怖を感じている

みうら:ただ、最近は俺自身が『ゆるキャラ』になりそうな恐怖を感じているんだよね。昔から特徴出すために長髪にして、眼鏡もかけているもんだから、『ゆるキャラ』であることは自分でも認めざるを得ないんだけど、そこに目をつけられたらおしまい(笑)。あくまでも『ゆるキャラ』を見つける側にいないとヤバイと思っているんです。みうらじゅんインタビュー 「最近、俺自身がゆるキャラになってる?」 | ORICON NEWS

いやげ物

 いやげ物とは、誰がこんなものを買うんだ? と常識を疑うような土産物を全国から集めたみうらのコレクションのことである。

いやげもの 北海道の木彫りの熊の置物
キーホルダーのいやげもの

親孝行プレイ

 
 気恥ずかしい親孝行という行為も、一つのプレイとして捉え最初は偽善でもいいから演技しながら取り組むことで、親孝行の本当の心は後からついてくるという考えと実践方法。2008年には、ドラマ化もされた。

父親への簡単な親孝行プレイ
みうら:『親父の行きつけの寿司屋に連れて行ってよ』と。なくても、一応聞いてみると。たぶん親父はきっと1軒や2軒ぐらいそういう男らしいところを見せたい寿司屋を。『親孝行寿司』って呼んでいるんですけど、寿司屋をもっていますから。そこの寿司屋に行って、『うちのお父さんがどんだけモテたか?』っていうようなことですよね。で、言っているうちにその寿司屋の大将が出てきて、『いやー、みうらさんところのお父さんはモテますからね』とか。確実に言ってきますので。みうらじゅん 親孝行の秘訣『親孝行プレイ』を語る


母親への簡単な親孝行プレイ

みうら:まず『家の家電を褒める』っていうことですよね。基本的に。どんだけ現代と遅れていないっていうことがやっぱり母親の勲章だと思いますんで。『この湯沸かしポットすごい!』とか、まず家電を褒めていって。徐々にお母さんの服装とかを褒めていって。1回、女の人に戻ってもらうことですよね。みうらじゅん 親孝行の秘訣『親孝行プレイ』を語る