天才クリエイター 糸井重里の圧倒的な凄さ まとめ

 天才クリエイター 糸井重里の圧倒的な凄さについて、まとめてみた。

鈴木敏夫(スタジオジブリ プロデューサー)

スポニチより

 ジブリ作品のキャッチコピーを手掛けたことで有名な糸井重里。スタジオジブリプロデューサーは糸井への仕事の依頼の経緯と糸井が書くコピーの凄さについてこう語っている。

鈴木:当時、有名なコピーライターといえば、糸井重里さんをおいて他にいなかった。というより、門外漢の僕が唯一知っているコピーライターが糸井さんだったんです。糸井さんは、西武百貨店の「不思議、大好き。」や「おいしい生活。」などのキャッチコピーで有名になり、テレビに出たり、雑誌で連載を持ったりもしていました。しかも、新潮社から本を出していた。そういう人の言うことなら、みんな黙って言うことを聞くだろうと考えたわけです。—『ジブリの仲間たち(新潮新書)』鈴木 敏夫著https://a.co/9zOTJaq

西武百貨店「おいしい生活。」
西武百貨店「不思議、大好き。」

鈴木:ある意味、不純な動機で依頼したわけですが、できあがってきたコピーは想像以上にすばらしかった。『火垂るの墓』が「 4歳と 14歳で、生きようと思った。」『となりのトトロ』が「このへんないきものは、まだ日本にいるのです。たぶん。さらに、 2本をつなげるブリッジコピーが「忘れものを、届けにきました。」 プロの技というものを感じました。『ジブリの仲間たち(新潮新書)』鈴木 敏夫著https://a.co/9zOTJaq  

みうらじゅん(漫画家・エッセイスト・小説家・ミュージシャン・評論家など

朝日新聞デジタルより

 「ゆるキャラ」「マイブーム」の生みの親で漫画家、ミュージシャンなどとしても活躍してきたみうらじゅんは、糸井重里を唯一の師匠であると尊敬している。
 みうらが大学生時代に友達のつてを辿って遊びにいった糸井重里の事務所で2人は出会った。そこから、みうらは作詞の仕事もしていた糸井に、自作のCDを延々と聞かせて「デビューさせてくれ」と頼み込んだり、編集にボツにされた自分の漫画を糸井が編集長に頼み込んで連載までこぎつけたりと、糸井への恩は何ものにも代えがたいと言う。
 みうらは、糸井への恩について、こう述べている。

今でも仕事ができているのは糸井さんのおかげ。

――糸井さんに何か恩返しできますか。

みうら:きっと永遠にできないでしょうね。僕にも人生の修羅場があり、何度も助けてもらって、糸井さんの前で号泣したこともあります。今でも仕事ができているのは糸井さんのおかげ。ご恩は生涯忘れません。人間はいつか死ぬんだと思うと、僕は糸井さんに会いたくて仕方がない。みうらじゅん 師匠・糸井重里氏からの破門で見えた道 - 日本経済新聞

鹿毛康司(マーケッター)

アジェンダノートより

 鹿毛が、雪印乳業のマーケティング部に所属していた際に、集団食中毒事件の祥事があり、2002年7月にNHKスペシャル『会社が信頼を失ったとき~雪印社員たちの苦闘~』として放送された。鹿毛も被写体となった番組に糸井はコメントをしてくれたのだと言う。

いつか糸井さんに会える人物になろうと思った。

鹿毛:私自身も被写体となったこの番組について、糸井さんが「ほぼ日」でコメントされていたのですが、翌日には消えていました。事務局に問い合わせたところ、1週間後にご本人から1353文字のメールをいただきました。そこには現場にいたかのように私たちのこと、お客様のことが明確に書かれていました。おそらく糸井さんはご自分の心を使ってメールを書かれたのだろうと思いました。そのメールに励まされ、今私はこうやって仕事をしています。いつか糸井さんに会える人物になって御礼を言いに行きたいと思って過ごしてきました。Creator Interview 鹿毛康司氏(株式会社かげこうじ事務所)後編 | CM INDEX WEB | CM総合研究所・東京企画

糸井さんから教えてもらった「どうやって心を見つけるのか」

鹿毛:4年前、あるカンファレンスで登壇された糸井さんの楽屋で出待ちして御礼を言いました。翌年には日経クロストレンドで対談するという夢のような出来事が起きます。その時に私が最もうかがいたかったことは「糸井さんはどうやって心を見つけるのか」でした。「自分の中にいる大衆と会話すればいいんだよ」と教えていただき、その言葉に背中を押されて今回、本を書かせてもらうことになります。Creator Interview 鹿毛康司氏(株式会社かげこうじ事務所)後編 | CM INDEX WEB | CM総合研究所・東京企画

ホリエモン(堀江貴文)

東洋経済オンラインより

他人をうまく利用することで成功を収めた人

堀江:僕は以前からコピーライターの糸井重里さんに注目しています。あの人は他人をうまく利用することで成功を収めた人です。糸井さんが立ち上げているホームページほぼ日刊イトイ新聞は本当にすごい。そのコンテンツを作るために多くのボランティアを利用しているのです。人を使う典型です。キムタクを利用して釣りブームを起こしたり、糸井重里という人に学ぶことは多い。

けんすう(連続企業家)

REALFORCEより

 けんすうとは:プロセスエコノミーの提唱者。学生時代にサービスをホリエモン率いるライブドア社に1億で売却した伝説を持つ日本の実業家。アル株式会社代表取締役、ハウツーサイトnanapiの運営会社元社長、共同創業者(当時の社名は「ロケットスタート」)。nanapiの事業を継承したSupership元取締役。掲示板サイトしたらばを運営した会社メディアクリップの元社長

 けんすうは、編集者の箕輪厚介との対談で、自身の座右の本として糸井重里の『インターネット的』を挙げ、その凄さを語っている。

インターネット社会の正確な予想

けんすう:これ書かれたのが、2001年とかで実は凄い昔なんですね。たしか2010年代のどこかでバズったんですよ、この本が。なぜかってこれ予言の書じゃないか?っていう。

箕輪厚介:SNSが出てくる前なのに、SNS的なものとかインターネットの概念を言い当ててたみたいなことですよね。

けんすう:そうですね。リンクとシェアとフラットがキーワードだ、みたいなこと言ってて。【座右の本】インターネット黎明期に予言していた、今では当たり前の概念。【古川健介】【前編】 - YouTube

 けんすうは、糸井の著書から受けた影響をこう語る。

けんすう:インターネットなので、めちゃくちゃ、ちゃんと作って出さなくても、途中で出してみんなから「これ、こうした方がいいですよ」って直せるじゃん、みたいな話とかは、ああなるほどなあって。【座右の本】インターネット黎明期に予言していた、今では当たり前の概念。【古川健介】【前編】 - YouTube

文章で平仮名を多くするメリットを学んだ

けんすう:ひらがな多くて、なるべく平易にした方がいいよねとかも、全部影響受けているので。

箕輪:なんでひらがな多い方がいいんですか?

けんすう:今まで書き手と読み手だったら、書き手の方が権威だし偉いみたいなのあったけど、もはやインターネットで情報がどんどん来るので、そんな難しいの読んでられないよって読み手がなると。【座右の本】インターネット黎明期に予言していた、今では当たり前の概念。【古川健介】【前編】 - YouTube

再評価される糸井重里の著書『インターネット的』はこちら

内容:どうやら、十年以上経って話題になっているらしい。じぶんで言うのもおかしいですが、読んだ方によれば「いまの時代が予見されている」そうです。「ぜんぶ、ここに書いてるじゃないか」なんていう声もいただきました。――糸井重里。本書は、発刊から十年を経て、「まるで、予言の書!」と再評価の声が高まっている名著に、書き下ろしの「続・インターネット的」を加筆し、文庫化したものである。(BOOKデータベースより)


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