『クラウドアトラス』を公開初日に観てきた。めちゃくちゃおもしろかったのだが、これが非常にわかりづらい(笑)まず、この映画は人間の魂が6つの時代を行き来するという話なのだ。トム・ハンクスは1人で6役、ハル・ベリーやペ・ドゥナは特殊メイクで白人を演じるという、、、これ聞いただけで頭、混乱するでしょ?ってことで自分のためにも時代や人物の相関をまとめてみた。
1849年 奴隷貿易の時代、ある男の航海記
南太平洋諸島 奴隷貿易の時代、アダム・ユーイング(ジム・スタージェス)は恋人の父に認めてもらうため奴隷貿易の契約のために島を訪れた。故郷へ帰る船の中、船に忍び込んだ黒人を助けるが、病に冒されてしまう。
【トムハンクス】 金銭欲の強い医者
病気の弁護士、アダムユーイング(ジム・スタージェス)を船の中で治療していたじいさん。とにかく性格が悪い。実ははアダムユーイングに毒を飲ませ金品を奪っていた、結果アダム・ユーイングに殴り殺される。
【ハル・ベリー】奴隷
ここでは奴隷として出てくる。
【ジム・スタージェス】 弁護士
恋人の父に認めてもらうため奴隷貿易の契約のために島を訪れた。故郷へ帰る船の中、船に忍び込んだ黒人を助けるが、病に冒されてしまう。
1936年 クラウドアトラス六重奏の制作をめぐるエピソード
ロバート・フロビシャー(ベン・ウィショー)はゲイで父親に勘当された。父を見返したいという気持ちでかつての大作曲家ビビアン・エアズ(ジム・ブロードベント)に弟子入りし、クラウドアトラス六重奏をつくる。
【トムハンクス】 金銭欲の強い医者→あこぎなホテルの支配人
作曲家のロバート・フロビシャー(ベン・ウィショー)が警察に追われていることを知り、金目のものを奪う。ここでも金銭欲の強い人物
【ハル・ベリー】 奴隷→大作曲家の妻
ジム・ブロードベントの妻。ロバート・フロビシャー(ベン・ウィショー)と関係をもつ。
【ベン・ウィショー】 船の乗組員→作曲家
ゲイで父親に勘当された。父を見返したいという気持ちでかつての大作曲家ビビアン・エアズ(ジム・ブロードベント)に弟子入りし、クラウドアトラス六重奏をつくる。
【ジム・ブロードベント】 船長→かつての大作曲家
かつての大作曲家。ロバート・フロビシャー(ベン・ウィショー)の曲を横取りしようとし、殺される。
【ジェイムズ・ダーシー】ベン・ウィショーの恋人
1973年 原子力発電所のデータをめぐるエピソード
ジャーナリストのルイサ・レイ(ハル・ベリー)はシックススミス(ジェイムズ・ダーシー)から原子力発電所のデータ提供をもちかけられる。しかし彼は何者かに殺されてしまう。
【トム・ハンクス】 金銭欲の強い医者→あこぎなホテルの支配人→原発の従業員
原子力発電所の従業員。ルイサ・レイ(ハル・ベリー)に前世であったことがあると感じ恋する。原発のデータを持ち出すが飛行機を爆破され死亡。初めて良い人物として出てくる。
【ハル・ベリー】 奴隷→大作曲家の妻→ジャーナリスト
ジャーナリストの父を持ち正義感が強い。ヒュー・グラントの石油会社の闇を暴こうとする。彼女がクラウドアトラス六重奏を知っているのは前世でその制作過程を聞いていたから。
【ベン・ウィショー】 船の乗組員→作曲家→レコード店の店員
レコード屋でハル・ベリーにクラウドアトラス六重奏のコンセプトを教えてあげる。もちろん、これは前世で彼がつくった曲。
【ジェイムズ・ダーシー】
1936年から生まれ変わったのではなく、年をとっただけの物理学者。かつての恋人と一夜を共にした女であるハル・ベリーを皮肉にも信頼し、データを託そうとし殺害される。
ヒュー・グラント ホロックス技師→警備員→社長
発電所の社長。石油会社の利権を守るためにデータを隠し原発事故を起こそうとしている。
【ヒューゴ・ウィービング】ペ・ドゥナの父→指揮者→殺し屋
殺し屋。ハル・ベリーを殺そうとする。
2012年 編集者が施設から脱走するエピソード
ティモシー・カベンディッシュ(ジム・ブロードベンド)は『顔面パンチ』がベストセラーになったおかげで金が入るが、作者のホギンズ(トム・ハンクス)の手下に金を要求される。彼は金持ちの兄をたよるが、騙され自由を許さない老人ホームのようなところにいれられる。
【トム・ハンクス】 金銭欲の強い医者→あこぎなホテルの支配人→原発の従業員→気性の荒い作家
作家。自作『顔面パンチ』を批評家に酷評されたため、窓から落とし殺す。彼がパーティで見つめる女性は転生前(原発の従業員だった時)に彼が恋したハル・ベリー。【ハル・ベリー】 奴隷→大作曲家の妻→ジャーナリスト→パーティの女性
パーティでトム・ハンクスと見つめあう。
【ジム・ブロードベンド】 船長→かつての大作曲家→編集者
『顔面パンチ』がベストセラーになったおかげで金が入るが、作者のホギンズ(トム・ハンクス)の手下に金を要求される。彼は金持ちの兄をたよるが、騙され自由を許さない老人ホームのようなところにいれられる。
スーザン・サランドン
カベンディッシュのかつての恋人。初体験の夜に両親が帰ってきてしまう。最後には再びカベンディッシュと生活する。
2144年 クローンが革命家となり、自由を求めるエピソード
【トム・ハンクス】 金銭欲の強い医者→あこぎなホテルの支配人→原発の従業員→気性の荒い作家→俳優
映画の俳優。2012年にカベンディッシュ(ジム・ブロードベント )が老人ホームから脱走したあのエピソードを元に作られた映画の俳優役を演じている。ソンミ451()
【ハル・ベリー】奴隷→大作曲家の妻→ジャーナリスト→パーティの女性→闇医者
ここでは闇医者として出ている。ソンミの首輪をはずしてあげる。
【ジム・スタージェス】弁護士→ホテルの客→→→革命団体の科学長官
革命団体の科学長官。ソンミ451と恋に落ちる
2321年 崩壊後の地球
原始的な暮らしをする地域と、かつての科学技術を受け継ぎ高い文明を持つ地域にわかれている。
地球は核で汚染されており 、他の星に逃げなければ、人類はいずれ死に絶えてしまう。
【トム・ハンクス】 金銭欲の強い医者→あこぎなホテルの支配人→原発の従業員→気性の荒い作家→俳優→村に住む羊飼い
かつて人喰い族に襲われた際、友人を助けることができなかったことを気に病んでいる。
【ハル・ベリー】】奴隷→大作曲家の妻→ジャーナリスト→パーティの女性→闇医者→使者
地球外コロニーに助けを呼ぶために島にやってきた使者。トム・ハンクスの力を借り、山に上り宇宙にSOSを飛ばす。後にトム・ハンクスと生活をともにする
【ジム・ブロードベンド】 船長→かつての大作曲家→編集者
【ヒュー・グラント】
人喰い族の首領。
【ヒューゴ・ウィービング】
トム・ハンクスの頭の中に現れる悪魔。
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