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アニメ界の巨匠 高畑勲の凄さを語る声まとめ


アニメ界の巨匠、高畑勲とは何が凄いのか?を知りたい人
宮崎駿の師匠?同士?ライバルなの?具体的には一体何が凄いの?

こういった疑問に答えます。

✅本記事のテーマ
アニメ界の巨匠 高畑勲の凄さを語る声まとめ


✅記事の信頼性
高畑勲ファン歴10年の僕が、高畑の盟友である宮崎駿、押井守や庵野秀明らアニメ関係者の声を書籍・動画・インタビューなどを徹底的に調べて、高畑勲の凄さについてまとめています。

それでは、さっそく見ていきましょう

宮崎駿(映画監督)

圧倒的な教養、得難い人に巡り会えて嬉しい

宮崎:組合事務所のプレハブ小屋に泊り込んで、僕はパクさんと夢中で語り明かした、ありとあらゆることを。中でも、作品について。僕らは仕事に満足していなかった。もっと遠くへ、もっと深く、誇りを持てる仕事をしたかった。何を作ればいいのか(泣き声で『すいません』)、どうやって。パクさんの教養は圧倒的だった。僕は得難い人に巡り会えたのだと、うれしかった。(高畑勲 お別れの会 弔事)


圧倒的な教養の持ち主だと評されている宮崎駿ですらリスペクトしたという高畑の頭脳。想像すると恐ろしいものがありますね。


初監督作の圧倒的な演出力に驚愕した

高畑の監督デビュー作『太陽の王子 ホルスの大冒険』の試写を見た宮崎は驚愕に叩きのめされたという。

宮崎:初号を見終えた時、僕は動けなかった。感動ではなく、驚愕に叩きのめされていた。(高畑勲 お別れの会 弔事)

宮崎:初号で僕は、初めて迷いの森のヒロイン、ヒルダのシーンを見た。作画は大先輩の森康二さんだった。何という圧倒的な表現だったろう。何という強い絵。何という優しさだったろう。これをパクさんは表現したかったのだと、初めてわかった。パクさんは、仕事を成し遂げていた。(原画の)森康二さんも、かつてない仕事を仕遂げていた。大塚さんと僕は、それを支えたのだった。

アニメーター時代の宮崎駿が高畑勲の「演出の力」に衝撃を受けたエピソードですね。その後、宮崎も演出(監督)をすることになるが、演出方針を巡って高畑と大ゲンカを繰り広げることとなります。

押井守(映画監督)

彼の影響を受けなかった人なんてアニメ業界にいない

押井:演出家としては超一流なんだよ。彼の影響を受けなかった人なんてアニメ業界にいないんだから。僕だって受けてますよ。(押井守『誰も語らなかったジブリを語ろう』)

自分のことは棚に上げてすべてを批判する超辛口で知られる押井守ですら、高畑勲の演出力の凄さは素直に認めています。

高畑さんは冷徹な人、子供が観るからとか関係ない

凄惨なシーンに溢れた『火垂るの墓』を高畑の最高傑作と評する押井はその演出の姿勢についてこう語る。

押井:高畑さんは冷徹な人で、実はリミッターがない人。子供が観るからとか、そういうことはお構いナシでとことんやる。
(押井守『誰も語らなかったジブリを語ろう』)

庵野秀明(映画監督)

高畑さんは自分は描かないけど、他人に強要する。そこが高畑さんのすごいところ

庵野:高畑さんは宮さんのようないい加減さは許さない。かっちり描く。宮さんは自分が描けないレイアウトはやらない。でも高畑さんは自分は描かないけど、他人に強要する。そこが高畑さんのすごいところ。(2017/7/1映画ナタリー)

ちなみに『火垂るの墓』で自身が描いた軍艦シーンを高畑から真っ暗闇で塗りつぶされた庵野は宮崎駿派を自称しています。

細田守(映画監督)

絵を描かずに作品を支配できた唯一の監督

細田守は高畑勲が絵を描かないからこそ、映画を上位の視点から完全に支配することができたと語る。

細田:アニメ作家というのは絵が描ければ作品を支配できると思いがちですが、絵を描くことだけが映画を支配する方法じゃないということを、きっと高畑監督は知っていたんだと思います。絵が描ける監督は、案外、自分が描けることに溺れているかもしれない。僕も本当はもっと上位の視点があるのかもしれないと思うことがありますが、おそらく、そういうところに到達できたのは高畑さんくらいなんだと思います。(2019/8/18 SPICE)

アニメーションに適さない絵柄で絵画的アプローチをし続けた

細田:一般的にアニメーションには適さない水墨画のような絵。マンガ的、アニメ的ではない、美術的な絵柄を高畑さんは作品に取り入れたわけです。セリフまわしやキャラクターの演技だけでなく、絵でいかに作品の世界観、ひいては主題を表現し得るか、こそアニメーションづくりの醍醐味。またこうした表現の工夫、絵画的なアプローチは、惜しくも遺作となった『かぐや姫の物語』まで、高畑さんの作品に一貫してみられるものです(2019/10/23 ニューヨーク・タイムズ)

高畑勲と宮崎駿を敬愛する細田守ですが、『ハウルの動く城』の監督を任された後、ジブリ内で誰も味方をしてくれないことに疑心暗鬼になり、監督を降板しています。

細田守とスタジオジブリのトラブルについてはこちらの記事から
fc0373.hatenablog.com


新海誠(映画監督)

高畑勲監督の作品は多くの人々の原風景となった

新海:高畑勲監督の作品は多くの人々の原風景となって、観る人の心を優しく変え続けてきたように思います。お目にかかったことはありませんが、僕も高畑監督に変えられた1人です。ご冥福を心からお祈りいたします。(2018/4/17 新海誠ツイッター)

太田光(爆笑問題)

かねてから高畑勲のファンである太田光は、映画『かぐや姫の物語』の発表記念イベントで、高畑の凄さをこう語った。

宮崎駿より高畑作品の方がまっとうで、やっていることが斬新

太田:ジブリの中では宮崎さんにスポットが当たることが多いが、高畑作品の方がまっとうだと思うし、やっていることが斬新。普通じゃ考えられない手間暇、お金もかけてやっていて、世界に誇れるアニメーションだと思う。(2014/10/17 シネマトゥデイ)

自分がやりたいことには妥協しない凄さ

太田:自分がやりたいことには妥協しない、暴君と言っていいかわからないけど、貫き通すところは尊敬できる(2014/10/17 シネマトゥデイ)