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二人の天才 松本人志とビートたけしの全エピソードまとめ

 笑いの天才、ビートたけしとダウンタウン松本人志がお互いのことを言及したエピソードをまとめてみる。

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ビートたけし

2004年発売のビートたけしの対談本「頂上対談」後のたけしの感想

たけし:押された後の切り返し方と、その間のじくじく内面に入っていくようなネタだろ

博士:松本さんの印象は、殿、いかがでした?
たけし:うぅ~ん…やっぱり…子どものときは自閉症ぎみじゃねえかぁ!?籠もってるタイプじゃなえかなあ。やっぱりネタ的にも籠もってるもん。我々は、バンバンバンバン押したネタじゃん?
博士:はいはいはいはい。漫才ブームの時のたけしさん。強い押しのネタですね。
たけし:松本のネタのつくりかたは、押された後の切り返し方と、その間のじくじく内面に入っていくようなネタだろ。どっかんどっかんはいかないけど、くすくすくすくす笑ってるっていう感じだよな。
博士:はいはい。
たけし:だから、陰陽っていうかね。攻めたら、引かれるような感じじゃない?プラスマイナスみたいなね。

たけしさんの影響下にあまりないが、語ることが似ている

博士:たけしさんの後に出てきた芸人で、松本さんって、たけしさんの影響下にあまり無い人なんですが、本を書くことにおいて、それはたけしさんとすごく似てますよね。
たけし:うん。
博士:書いてある内容が。それは、たけしさんの本を読んだんじゃなくて、同じことを思っちゃうんだなあって印象がありますよね。
ー二人が語ることは、傍でみてると本当に似てますよね。それは、終わった後にスタッフでみんな話してたことなんですけど。

ダウンタウンの漫才の凄さについて

(編注:自分たちの漫才は)あの当時としては新しいことをやってたんだけど、かなり荒いんだよね。その時代のあとに出てきたダウンタウンはもっときめ細かい。
おいらの二、四、六、八というネタの切り取り方が、一、二、三、四でとってきたという感じ。乗った時は、〇・一とか〇・二の刻みでとり出したという感じがある。スピード的には二、四、六と飛んでいくから、B&Bとかおいらの漫才のほうが早いんだけど、ダウンタウンは〇・一をじっくりもたせちゃうというところがある。(北野武編『コマネチ!ビートたけし全記録』新潮文庫)

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ダウンタウンの松本人志についてどう思っているか聞かれると

たけし:「あれはよく天才だって言われているけど、まあ世代が違うんで。松本くんたちは我々を見て育ってきたから、レベルはおいらより上だと思うけどね。やっぱりいい感覚していると思うけど」

もし松本が自分と同世代の芸人だったらどうなっていたか問われると

たけし:「同時代だったら、自分は意外に負けず嫌いだから、同じように競争してもっとすごいお笑いを作ったろうと思うしね」

と真剣に話していた。

松本人志の映画の評価に関して

ただ、映画はちょっと下手だと思うけど。映画が下手なのか、俺がついていけないのか。あと一般の人もついていけないのか。当たっていないん。でも、もしかしたらあと何年かして松本人志の作った映画はすごかったって言われる時代が来るかもしれないよね。そうしたときには俺の感覚が違ってたんだって思うだけだけど、そのときはたぶん、俺はくたばっているから。いないと思うから、今のとこあんまり心配してないけど」と話していた。

 松本人志映画監督作品に関する批評まとめはこちら
fc0373.hatenablog.com

松本人志

 松本は、1994年の時点で、お笑いBIG3も差し置いて、「笑いに関しては自分が一番」だと語っている。当時の状況の中で、「自分が一番」発言をした松本人志に水道橋博士は衝撃を受け、著書にこう記している。

ビートたけし全盛期に、松本は「自分が一番」と発言

二人の関係を巡って忘れられない記事がある。 雑誌『CREA』(1994年5月号)での故・ナンシー関と松本人志の対談だ。 そのなかで、ビートたけしと比較された時、松本人志が発した 「自分が一番やと思っている」── という一節を目のあたりにして当時、少なからずショックを受けた。 少なくとも20世紀中に「ビートたけしを超えた!」と名乗りを上げる者が現れるとは思ってもみなかったからだ。 「ロックは死んだ!」と叫ぶように「ビートは死んだ!」と叫ぶ過激なる次世代が現れたか。 この活字を何度も読み返し、その宣言に唸ったものだった。(水道橋博士「藝人春秋」より)

 水道橋博士が唸った「自分が一番」発言は、こちらである。松本が尊敬する芸人4人を挙げる中で、尊敬しているのは、人間的な部分だけで、お笑いに関してはオレが一番だと、さらりと語っている。

ナンシー:そういや、「週刊朝日」の連載の中で尊敬する芸人を4人選ぶってのがありましたよね。
松本:ありました。はい、はい。
ナンシー:松本さんが人を褒めてる珍しい原稿なんですけど(笑)
松本:ええ、ええ(笑)
ナンシー:それで、島田紳助と、あと誰だっけ。
松本:大竹まこと、志村けん・・・・。
ナンシー:と、浜ちゃん。その4人を挙げてましたけど、志村けんが意外でしたけどね。テレビでね、松本さんが志村けんのこと「つまらない」っていってるの聞いたことあるんですけど(笑)
松本:僕がですか。
ナンシー:(確信を持って)「志村けん、おもろいか」っていってませんでした?笑
松本:いや・・・・・それはいうてないと思いますよ。なんいうたかなあ。ある時期、僕ねえ、瞬間的にな~んかねえ。もしかしたら、いうてるのかもわからないですね(笑)志村けんさんの場合はね、生きざまみたいなもんがすごい、いいなあと思うんですよね。お笑い意外のことしないっていうのは、僕も見習いたいなと思う点で。
ナンシー:でも、基本的には志村けんのお笑いの量じゃなくて…。
松本:そうそう、そうですよ。
ナンシー:姿勢みたいなことなわけですね。
松本:うん。質は・・・・質というか笑いのことに関してね、レベル的なことをガタガタいいだすと、もう「オレが一番や」で終わってしまうんで(笑)あまりいわないんですけど。(CREA インタビューより)

 そんな松本人志だが、高校生時代にツービートを見た時の感想をビートたけしとの対談で語っている。

もちろんツービートは見てました。

松本:あ、どうも。
たけし:なんか初めましてって感じだね、おれたち。外で会ったことも一度ぐらいしかないんじゃないかな。
松本:そうですね。僕、何なんでしょうね、面と向かって話すとか、そういうのが性格的にだめなんで…。
たけし:おれも人見知りするほうだし…。
松本:お笑い界の人って、結構多いですよね、人見知り。あの、漫才ブームのときは僕は高校生でしたから、もちろんツービートは見てました。やっぱり親と見にくい部分もあって、笑いたくてもがまんしないといけないみたいなのを覚えています。そんなこと言いながら、自分がいまそれらしいことやっているんですけど。(コマネチ!ービートたけし全記録より)

たけしさんに勝ちたい

 そんな対談を経て、松本人志の映画監督デビュー作「大日本人」のカンヌ国際映画祭インタビューで、松本は、はっきりと、たけしに勝ちたいと言葉にしている。

松本:たけしさんに関しては意識してないっていったら、嘘になりますし、リスペクトしてます。ただ、それだけに勝ちたいとも思ってます。


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