ホリエモンが本気で驚く岡田斗司夫が考えたオンラインサロンの原型

 オンラインサロンの原型をつくった岡田斗司夫とその発想に本気で驚き、社会に流通するまで効率化したのがホリエモンである。そんな岡田斗司夫とホリエモンの関係を対談を中心にまとめてみる。

岡田さんのおかげでできました。オンラインサロンと大学が。

ホリエモン:岡田さんのおかげでできました。オンラインサロンと大学が。

MC:おかげなんですね!!

ホリエモン:そう。もともと FREEexシステムっていうのを開発されて。何年前ですかね?10年くらい前ですよね。

岡田:そうですね。12年前くらいですよね。で、働きたい人が金払って働いてっていうシステム。

ホリエモン:それを考えられて。めちゃくちゃ大炎上して。岡田斗司夫の会社は社員に金を払わせてる!!みたいな。でも、俺も(会員で)一万円払ってたんです。

岡田:それで、5年前くらいに田端さんと対談した時にも「全然理解できない!!」っておっしゃてて。田端さんには、最近はざまあみろ!って思ってるんですけど。

ホリエモン:ははは(笑)(2020年2月2日 岡田斗司夫のYOUTUBEチャンネルより)

始まった瞬間に「やべえ!面白そう!」と思って

ホリエモン:僕、始まった瞬間に「やべえ!面白そう!」と思って、一万円払って、中見てみないとやばいなと思って。その頃、まだフェイスブックが流行ってなくて、専用のSNSがあって。勝間和代さんも、同じような感じで勝間塾って始めて。俺、ぜんぶベンチマークして、刑務所はいったんですよ(笑)

岡田:ああ(笑)

ホリエモン:刑務所入る直前に岡田さんが「評価経済社会」を書かれて、それのトークショーやりましたよね!?

岡田:やりました。

ホリエモン:その時に僕がHIUをどう立ち上げるかって話をしてて、出資をしてきて、始めたんです。(2020年2月2日 岡田斗司夫のYOUTUBEチャンネルより)

岡田さん、マルクスになりそうですね。

岡田斗司夫とホリエモンの対談本「ホリエモンとオタキングが、カネに執着するお前の生き方を変えてやる!」では、ホリエモンが、岡田斗司夫のFREexの発想に興味を持ち自身の活動にどう活かそうと思考しだす過程がわかる。

堀江:だんだんexシステムがどういう仕組みなのかわかってきました。 じゃあexシステムで大きなプロジェクトを動かすことはできるんでしょうか? ぼくは、いまロケットを開発していますが、そういうこともexシステムでできるんでしょうか?

岡田:ホリエモンexを作るなら、堀江さんのやりたいことを社員が支えるわけですから、いま自分がやっていることは確実にできます。

堀江:そういうものですか?(「ホリエモンとオタキングが、カネに執着するお前の生き方を変えてやる!」)

岡田:ぼくは、このexシステムという考え方、仕組み自体もタダで配りたいと考えています。社員と仕事をしていて、出てくる問題点を洗い出し、レコーディング・ダイエットやスマートノートなどと同じように公開するつもりです。何かを拡張してフリーにする。ぼくはこの仕組を「FREex」と名付けました。株式会社化するというのと同じように、誰かや何かを「FREex」化するということです。

堀江:岡田さん、マルクスになりそうですね。

岡田:そうですね。はい、失敗したらマルクスと同じ扱いになります。

堀江:ごめんなさい(笑)。いい例じゃなかったですね。歴史上の人物だったら、誰になるのかな。

岡田:特にいないんじゃないかな。

堀江:昔の思想家は、マルクスにしても、ただ考えていただけですよね。あとから、レーニンのように、システムとして実装するひとが現れて評価されるという流れでした。自分で提唱したシステムを、自分自身で実装したひとはほとんどいません。(「ホリエモンとオタキングが、カネに執着するお前の生き方を変えてやる!」)

なんで、わかんないの!?お前ら馬鹿なの!!??

 岡田は後にFREEexシステムが受け入れられず大炎上したことをこう語っている。

岡田:ホリエモンは、僕が考えたFREEexってシステムは理念みたいなもので、コンセプトカーに過ぎないんですね。それを現実的に流通して走れるようにしたのが、ホリエモンのホリエモン大学というオンラインサロンなんですけど。僕、当時ものすごい批判されたんですけど!「なんで、わかんないの!?お前ら馬鹿なの!!??」って。今はようやく当たり前になったんですけど。(2020年2月2日 岡田斗司夫のYOUTUBEチャンネルより)

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