ホリエモンがもしライブドア時代にフジテレビを買収していたらマスメディアは多分変われていたというエピソードをまとめてみた。
ホリエモン
フジテレビの圧倒的リーチがほしかった
ホリエモン:リーチっていうのは大事な指標で、どれだけ多くの人たちにアピールできるか。っていうのが大事でインターネット業界の当時の課題はそこだったんですよ。当時はスマホもないし、ガラケー、ほとんどの人はPCからネットにつないでたんですよ。パソコン使う人って少数なんですよ。全体からしたら半分いかない。(ホリエモンチャンネル 2022年1月30日「ライブドアが買収していたらどうなっていた?」より)
リーチを活用して月額課金のビジネスモデルに変えたかった
フジテレビを一ヶ月に一回みないことってなかったじゃん?だから、ほぼ100%近いリーチを持ってる。フジテレビの電波を使って、ライブドアが展開するインターネットサービスに加入させる。で、月額課金をするというビジネスモデルに変えようと思っていた。(ホリエモンチャンネル 2022年1月30日「ライブドアが買収していたらどうなっていた?」より)
ネットフリックスってそうじゃん?月額1000円とかで、動画見放題で皆加入してるじゃん?でもネットフリックスでもテレビ局のリーチには全然劣るわけですよ。でも当時の圧倒的なフジテレビのリーチを考えたら、将来、動画配信の時代が来るわけじゃない?それに先駆けて、とりあえず会員登録だけさせとけば、当時はせいぜい着うたの配信ぐらいしかできないけど、そういうのを使って会員化しておけばいいじゃん。フジテレビ・ライブドア連合で全国3000~5000万の会員がいる月額980円のサービスとかって何かできそうじゃん?なんでもいいんだよ?モバイルゲームでも、SNSっぽいサービスでも。将来的には動画とかもできるけど、当時はまだ無理だったんで、でもそれ以外のサービスはできたじゃない?(ホリエモンチャンネル 2022年1月30日「ライブドアが買収していたらどうなっていた?」より)
月額課金させてネットフリックス+アマゾンみたいなものを作りたかった
ホリエモン:テレビ局の収入のほとんどは広告収入。でもCM一本足打法だと不景気になったり、テレビの力が衰えると広告収入は激減していくわけですよ。それは目に見えてたから、広告収益と月額課金のサブスクリプションをベストミックスした会社を作るっていうことが凄い考えてたこと。圧倒的なリーチ、知名度が重要だったんです。月額課金させてネットフリックス+アマゾンみたいなものを作りたかった。(ホリエモンチャンネル 2022年1月30日「ライブドアが買収していたらどうなっていた?」より)
元ライブドア取締役 熊谷史人
元ライブドア取締役で、ホリエモンの側近だった熊谷は、もしフジテレビ買収に成功していたらというエピソードが語られている。
買収の考えは極めてシンプルで合理的
熊谷:当時の堀江さんのフジテレビ買収の考えは極めてシンプルで合理的でした。圧倒的な視聴者数と影響力を持つフジテレビを買収し、フジテレビからポータルサイト「livedoor」に顧客を強引に誘導し、ポータルサイト「Yahoo!」より知名度とアクセス数を持つものにしたかっただけなのです。(DIAMOND Online vs元ライブドア取締役・熊谷史人氏(4)「もし、フジテレビの買収が成功していたら」より)
ライブドアはヤフーよりも時価総額で上回れる可能性があった
熊谷:今でもそうですが、当時から「Yahoo!」を運営するヤフージャパンはフジテレビより遥かに時価総額が大きく(3月2日現在、ヤフージャパン=約1兆5500億円、フジテレビ=約3000億円)、もし、「livedoor」が「Yahoo!」よりもアクセス数と知名度を獲得できれば、当然、ライブドアはヤフージャパンよりも時価総額で上回れる可能性が高まったわけです。(DIAMOND Online vs元ライブドア取締役・熊谷史人氏(4)「もし、フジテレビの買収が成功していたら」より)
グーグルやアップルのiTVを日本初で進められた。
テレビというデバイスも日本発で大きく進化を遂げていた可能性があります。グーグル・テレビやアップルのiTVが志向しているものを、家電メーカーを巻き込んで進めていたでしょう。今頃は、テレビに、AppleのAppStoreみたいなものでアプリをダウンロードして、ゲームをやったり、ニコ動アプリのようなもので動画見たりしていたと思います。(DIAMOND Online vs元ライブドア取締役・熊谷史人氏(4)「もし、フジテレビの買収が成功していたら」より)
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