自給自足の生活をおくる東出昌大のおすすめ本まとめ

自給自足の生活をおくる東出昌大のおすすめ本をまとめてみた。

狩猟

『僕は猟師になった』(千松信也)

本書の内容

木についた傷や足跡などからシカやイノシシの気配を探る。網をしかけ、カモやスズメをとる。手製のワナをつくる。かかった獲物にとどめをさし、自らさばき、余すところなく食べ尽くす―。33歳ワナ猟師の日常は、生命への驚きと生きることの発見に満ちている。猟の仕方、獲物のさばき方から、自然と向き合う中で考えたことまで。京都の山から見つめた若者猟師の等身大の記録。(BOOKデータベースより)

東出のおすすめコメント

東出:これを偶然手にとって読んで僕も猟師になったんです。(2023/4/28 『本屋、ついて行ってイイですか?』)

『自給自足の本』(ジョン・シーモア)

本書の内容

大自然の中で畑を耕し、家畜を飼う生活は、大昔に戻ることではなく、実は、未来をめざした暮らしではないだろうか。頭脳と体を駆使した暮らしを取り戻す。(BOOKデータベースより)

東出のおすすめコメント

東出:これ海外の自給自足の暮らし方なんですけど。小麦を育てるとか家屋の建て方とか牛や豚の品種とか、捌き方とかいろいろ載ってるから。凄い面白いですよ。(2023/4/28 『本屋、ついて行ってイイですか?』)

『山と獣と肉と皮』(ジョン・シーモア)

本書の内容

かわいそう」と「おいしそう」の境界線はどこにあるのか?山に入るたび、死と再生のダイナミズムに言葉を失いつつも、殺された獣を丹念に料理して、一家で食べてきた日々——。獣を殺す/料理する/食べる。いのちをめぐる思索の書。母として、写真家をして、冒険者として。
死、出産、肉と皮革を、穢れから解き放つために。——赤坂憲雄氏、推薦!(BOOKデータベースより)

東出のおすすめコメント

東出:これは猟師ではなくカメラマンの女性が猟師のおっちゃんについて行って、獲物をいただく。野生動物を目の前で殺す。その描写が生々しく書かれてるけど。感覚が言語化されてて面白いです。(2023/4/28 『本屋、ついて行ってイイですか?』)

サバイバル・アウトドア

『極夜行』(角幡唯介)

本書の内容

様々な未知の空間を追い求めて旅をしてきた角幡唯介は、この数年冬になると北極に出かけていた。そこには、極夜という暗闇に閉ざされた未知の空間があるからだ。極夜――「それは太陽が地平線の下に沈んで姿を見せない、長い、長い漆黒の夜である。そして、その漆黒の夜は場所によっては3カ月から4カ月、極端な場所では半年も続くところもある」(本文より)。彼は、そこに行って、太陽を見ない数カ月を過ごした時、自分が何を思い、どのように変化するのかを知りたかった。

東出のおすすめコメント

東出:本当に面白いんですよ!!角幡さんの本はほとんど読んでますね。(2023/4/28 『本屋、ついて行ってイイですか?』)

『辺境メシ ヤバそうだから食べてみた』(高野秀行)

本書の内容

ヒキガエルジュース、ラクダ丼、水牛の脊髄炒め、サルの燻製脳味噌、元首狩り族の超熟納豆、古代粘土板せんべい、生羊肉ハンバーグ、胎盤餃子……辺境探検家がありとあらゆる奇食珍食に挑んだ、驚嘆のノンフィクション・エッセイ。

東出のおすすめコメント

東出:高野さんの本は本当に面白いんです・・・!(2023/4/28 『本屋、ついて行ってイイですか?』)

『幻獣ムベンベを追え』(高野秀行)

本書の内容

太古の昔からコンゴ奥地の湖に棲息するという謎の怪獣・モケーレ・ムベンベ発見を賭け、赤道直下の密林に挑んだ早稲田大学探検部11人の勇猛果敢、荒唐無稽、前途多難なジャングル・サバイバル78日。子供の心を忘れないあなたに贈る、痛快ノンフィクション。

東出のおすすめコメント

東出:高野さんの本は本当に面白いんです・・・!(2023/4/28 『本屋、ついて行ってイイですか?』)

『西南シルクロードは密林に消える』(高野秀行)

本書の内容

中国四川省の成都を出発し、ビルマ北部を通って、最後にはインドへ――幻の西南シルクロードに挑む著者の前には、圧倒的なジャングルと反政府少数民族ゲリラの支配する世界屈指の秘境がたちふさがっていた。混迷と困難を極める旅なのに、これほど笑えるのはなぜか。究極のエンタメ・ノンフィクションついに登場。

東出のおすすめコメント

東出:高野さんの本は本当に面白いんです・・・!(2023/4/28 『本屋、ついて行ってイイですか?』)

『垂直の記憶』(山野井泰史)


本書の内容

2002年秋、山野井泰史は、ヒマラヤの難峰ギャチュン・カンに単独登頂後、下降中嵐につかまり、妻・妙子とともに決死の脱出を試みて奇跡的に生還した。この衝撃的な生還を機に、自らのクライミングの半生を振り返り、難ルートから挑んだ高峰への思いを綴る。すさまじい登攀への思いと「日常」の生活も著わした、氏の再起への物語でもある。(BOOKデータベースより)

東出のおすすめコメント

東出:山野井さんも凄い。(2023/4/28 『本屋、ついて行ってイイですか?』)

『サバイバル登山家』(服部文祥)

本書の内容

「生命体としてなまなましく生きたい」から、食料も燃料もテントも持たず、ケモノのように一人で奥深い山へ分け入る。南アルプスや日高山脈では岩魚や山菜で食いつなぎ、冬の黒部では豪雪と格闘し、大自然のなかで生き残る手応えをつかんでいく。 「自然に対してフェアに」という真摯な登山思想と、ユニークな山行記が躍動する、鮮烈な山岳ノンフィクション(BOOKデータベースより)

東出のおすすめコメント

東出:本人は嫌がると思うけど、僕の師匠です。めちゃくちゃ山歩くの速いです。僕もそこそこ歩けると思うけど全然。あ、こういう人が天狗伝説を残したんだ!(2023/4/28 『本屋、ついて行ってイイですか?』)

『北極圏1万2000キロ』(植村直己)


本書の内容

ブリザードに行く手を阻まれ、ソリを海中に落とし、白クマの恐怖に怯えながらも、極地を1万2000キロ走破した犬ぞり行。「世界のウエムラ」の真骨頂。ソリを海中に落として生命も希望も失いかけたり、食糧不足と重労働で使役犬であるハスキーたちがどんどん疲労凍死していく様子など、過酷さはほかの旅と変わりなく、植村個人にとっても忘れがたい大冒険となった。BOOKデータベースより)

東出のおすすめコメント

東出:名著中の名著だけど(2023/4/28 『本屋、ついて行ってイイですか?』)

『愛と幻想のファシズム』(村上龍)


本書の内容


激動する1990年、世界経済は恐慌へ突入。日本は未曽有の危機を迎えた。サバイバリスト鈴原冬二をカリスマとする政治結社「狩猟社」のもとには、日本を代表する学者、官僚、そしてテロリストが結集。人々は彼らをファシストと呼んだが……。これはかつてない規模で描かれた衝撃の政治経済小説である。

東出のおすすめコメント

東出:これは猟師がモデルというか主人公というか。猟師が政治の世界に入るというすごい壮大な話なんですけど面白い。(2023/4/28 『本屋、ついて行ってイイですか?』)

三島由紀夫作品

『若きサムライのために』(三島由紀夫)

本書の内容

若者よ、高貴なる野蛮人たれ! 。
平和ボケと現状肯定を厳しく排し、日本を問い、文化を問い、生き方を問う、毒と先見に満ちた煽動の書。男の生活と肉体は、危機に向って絶えず振りしぼられた弓のように緊張していなければならない―。勇者とは。作法とは。肉体について。信義について。快楽について。羞恥心について。礼法について。服装について。長幼の序について。文弱の徒について。努力について。

東出のおすすめコメント

東出:これも素晴らしいですね。(2023/4/28 『本屋、ついて行ってイイですか?』)

『葉隠入門』(三島由紀夫)

本書の内容

「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」の一句で名高い「葉隠」は、死を中核に据えた、自由と情熱の書である。三島は“わたしのただ一冊の本"と呼んで心酔した。「葉隠」の濶達な武士道精神を今日に甦らせ、乱世に生きる〈現代の武士〉たちの常住坐臥の心構えを説いたこの『葉隠入門』は、人生論であり、道徳書であり、三島自身の文学的思想的自伝でもある。

東出のおすすめコメント

東出:『若きサムライ』よりちょっと難しいですけど『葉隠入門』もすごく面白いからおすすめですね。(2023/4/28 『本屋、ついて行ってイイですか?』)

『美徳のよろめき』(三島由紀夫)


本書の内容

結婚前の男友達と再会し関係を持ち、官能に目覚めたヒロインが妊娠・中絶を繰り返した苦しみの末に、別れを決心するまでの1年間を描いた物語。(BOOKデータベースより)

東出のおすすめコメント

東出:読みやすいのは『美徳のよろめき』(2023/4/28 『本屋、ついて行ってイイですか?』)

『音楽』(三島由紀夫)

本書の内容

少女期の兄との近親相姦により、美しい“愛"のオルガスムスを味わった麗子は、兄の肉体への憧憬を心に育み、許婚者をも、恋人をも愛することができない。麗子の強烈な自我は、彼女の不感症を癒すべく、懇切な治療を続ける精神分析医の汐見医師をさえ気まぐれに翻弄し、治療は困難をきわめる――。女性の性の複雑な深淵に迫り、人間心理を鋭く衝いた、悪魔的魅力をたたえた異色作。(BOOKデータベースより)

東出のおすすめコメント

東出:三島作品の中で読みやすい。(2023/4/28 『本屋、ついて行ってイイですか?』)

『禁色』(三島由紀夫)


本書の内容

「僕は女を愛せないんです」──。完璧な美貌の青年・南悠一がそう告げたとき、老作家・檜俊輔の復讐遊戯が幕を上げた。「悠一の美を使って自分を裏切った女たちを手酷く堕落させるのだ」。一方で悠一はゲイバー「ルドン」の淫靡を身に纏いはじめ、俊輔はとある「愛」の誤算によって次第に人生をも狂わされていく……。『仮面の告白』と並ぶ同性愛小説の極致。(BOOKデータベースより)

東出のおすすめコメント

東出:いつか映画化したいって勝手に思ってて。(2023/4/28 『本屋、ついて行ってイイですか?』)

歴史関連

『ペリリュー』(五木寛之)

本書の内容

昭和19年、夏。太平洋戦争末期のペリリュー島に漫画家志望の兵士、田丸はいた。そこはサンゴ礁の海に囲まれ、美しい森に覆われた楽園。そして日米合わせて5万人の兵士が殺し合う狂気の戦場。当時、東洋一と謳われた飛行場奪取を目的に襲い掛かる米軍の精鋭4万。迎え撃つは『徹底持久』を命じられた日本軍守備隊1万。祖国から遠く離れた小さな島で、彼らは何のために戦い、何を思い生きたのか――!?『戦争』の時代に生きた若者の長く忘れ去られた真実の記録!(BOOKデータベースより)/span>

東出のおすすめコメント

東出:ペリリューも素晴らしい(2023/4/28 『本屋、ついて行ってイイですか?』)

『けものたちは故郷をめざす』(安部公房)


本書の内容

満州に育った日本人少年・久木久三は、1945年8月、満州国崩壊の混乱の中、まだ見ぬ故郷・日本をめざす。荒野からの逃走は、極限下での人間の存在を問う実験的小説であり、サスペンスに満ちた冒険譚でもある。故郷、国家…何物にも拘束されない自由とは何か。人間のあり方を描き出す安部文学の初期代表作(BOOKデータベースより)/span>

東出のおすすめコメント

東出:あれは歴史というより小説っていうのかな(2023/4/28 『本屋、ついて行ってイイですか?』)

『プリンシプルのない日本』(白洲次郎)

本書の内容


「他力本願の乞食根性を捨てよ」
「イエス・マンを反省せよ」
「八方美人が多すぎる」
「軟弱なら軟弱外交らしくせよ」
「小役人根性はやめろ」
「御都合主義を止めよ」
「経営者の小児病を笑う」
「力には力で当れ」

等々、日本人の本質をズバリと突く痛快な叱責は、現代人の耳をも心地良く打つ。(BOOKデータベースより)

東出のおすすめコメント

東出:これも面白い(2023/4/28 『本屋、ついて行ってイイですか?』)

『大河の一滴』(五木寛之)


本書の内容

どんなに前向きに生きようとも、誰しもふとした折に、心が萎えることがある。だが本来、人間の一生とは、苦しみと絶望の連続である。そう〝覚悟〟するところからすべては開けるのだ――。究極のマイナス思考から出発したブッダや親鸞の教え、平壌で敗戦を迎えた自身の経験からたどりついた究極の人生論。不安と混迷の時代を予言した恐るべき名著が、今あざやかに蘇る。〈心の内戦〉に疲れたすべての現代人へ贈る、強く生き抜くためのメッセージ。(BOOKデータベースより)/span>

東出のおすすめコメント

東出:シベリアだったり、満州からの引き上げの話とかは、ああなるほどなあって。(2023/4/28 『本屋、ついて行ってイイですか?』)

犯罪

『殺人犯はそこにいる』(白洲次郎)

本書の内容

5人の少女が姿を消した。群馬と栃木の県境、半径10キロという狭いエリアで。同一犯による連続事件ではないのか? なぜ「足利事件」だけが“解決済み”なのか? 執念の取材は前代未聞の「冤罪事件」と野放しの「真犯人」、そして司法の闇を炙り出す――。新潮ドキュメント賞、日本推理作家協会賞受賞。日本中に衝撃を与え、「調査報道のバイブル」と絶賛された事件ノンフィクション。(BOOKデータべースより)

東出のおすすめコメント

東出:これも面白い(2023/4/28 『本屋、ついて行ってイイですか?』)

演技

『俳優のノート』(山崎努)

本書の内容

万人を感嘆させるプロフェッショナル魂舞台『リア王』の緻密な演技プラン。役を生きることで自分という始末に負えない化けものの正体を知る――。名優が残した迫真の記録。/span>

東出のおすすめコメント

東出:役者のバイブル。山崎努さんが『リア王』をやるまで、どういう役作りをして、何をどれぐらい努力をなさって、どういう風に見た目を寄せにいったのか?ということが書かれてあって(2023/4/28 『本屋、ついて行ってイイですか?』)

参考動画
#5【驚愕】世界の果てでも読書する東出昌大が選ぶ本が予想不能すぎた!猟師になるキッカケの1冊も登場【本屋、ついて行ってイイですか? 東出昌大 編】 - YouTube