爆笑問題があまりにウケすぎてルールが変わったNHK新人演芸大賞のエピソード

 2020年12月25日の爆笑問題カーボーイで、爆笑問題 再ブレイクのきっかけとなったNHK新人演芸大賞受賞の裏側を語っていた。
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NHK新人演芸大賞のグランプリである「大賞」は当時、落語家が受賞するものだと暗黙の了解で決まっていたそうだ。
そこに風穴を開けたのが爆笑問題。
爆笑問題がNHK新人演芸大賞をとったのは1993年、太田プロを退所したのが1990年なので、業界から干された期間を経てやっとこれかれ、というタイミングでの受賞だったのだろう。この受賞をきっかけにその後のGAHAHAキング10週勝ち抜きなど再ブレイクにつながったのだという。

太田光:当時はね、落語家がとるっていう暗黙の了解だったんです!NHKと落語協会がずぶずぶの悪しき風習ですよ!ただおれらがあんまりウケたもんだから、初のいろもんで優勝したんだよ。

審査員は、これまで落語家に与える賞だったが、ここまでウケた爆笑問題に賞を上げなかったら、賞の価値が落ちるという考えで満場一致で爆笑問題が大賞に決まったという。
当時、麻生久美子も審査員だったらしい。

最後に講評を述べたのが、小松政夫。

太田光:おれらは、その時会ったのが初めて。やっぱり嬉しかった、おれらを選んでくれて。
小松さんというのはシャイな人で、私なんかという感じだったが、最後壇上に上がって一言

あんたはエライ!


ただ一言で会場をドカンと沸かせたのだそうだ。



授賞式後の打ち上げの席で
ちょっといいですか!と上方の落語家が言い出した。

今回、我々、落語家の、司会者が漫才・コントは隣にいてもどうとでもなる。落語といいうのはだけど我々は世界をつくらないといけない。
司会者が袖にひっこんでもらわないと、我々はやりづらい。そういう意味で落語家には不利でしたね!

この一言で打ち上げの会場はシーンと、、
完全な負け惜しみである・・・笑



この上方の落語家の怒りには裏があって、
当時、出番前に控室でタバコを吸いながら、BOOMERに「お前らなんか優勝できるわけねえだろ!バカ!」といつものやりとりをしていた太田が寄っかかっていた壁にその落語家の着物がかかっていたのだ。

落語家は、

ちょっと、すいません。

といって、着物はとっていったそうだが、その頃から怒り心頭だったのだろう。と太田は語っていた。

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