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庵野秀明と樋口真嗣の気持ち悪くも熱い関係まとめ

 庵野秀明と樋口真嗣の気持ち悪くも熱い関係を時系列でまとめてみた。

シネマトゥデイより

素顔でウルトラマンを演じる学生時代の庵野との衝撃的な出会い(1983年)

 高校卒業後に映画の世界に入った樋口真嗣。会社の中で悶々としていた樋口がある日アマチュアの学生が主催するSF大会に行き、たまたま出会ったのがそこで作品を上映していた庵野だったという。樋口は庵野の純粋な創作に心を打たれることとなる。

若き日の庵野と樋口

アマチュアの庵野の作品観て、プロの仕事をぜんぶ捨てた。

樋口:(プロの映画の世界に入って)ダメだ!って挫折するわけですよ。ダメだって自分がダメなのに、いるじゃないですか?若者のわがままさ加減で、悪いの自分なのに周りが悪いと思っちゃう。そんなときに大阪で自主映画っていうのをやってた。学生たちが、集まって映画をとって上映会をやってた。
伊集院:特撮の同好会みたいなのが、素人だけど、頑張ってつくる。
樋口:その中に一本めちゃくちゃ面白いのがあって、有名なヒーローが出てくるんですけど、変身するとただの浪人というか兄ちゃんが、「あ、ウルトラマンだ!」って。その世界観ではそのでかい兄ちゃんがウルトラマンだと思われてるっていう映画があって。それの総監督とウルトラマン役をやっていたのが、庵野秀明だったんですよ。(「伊集院光とらじおと」樋口真嗣出演回 2020年5月12日)

 樋口が当時、「アマチュアなのにめちゃくちゃ面白い!」と感動したのが、こちらの作品である。

ハフポストより

『帰ってきたウルトラマン』
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 庵野が素顔で巨大ヒーローを演じているというギャップから伝説的な作品となっている。庵野ウルトラマン以外のリアリティを極限まで高めることで、庵野の素顔のウルトラマンでも作品を成立させられるか?という試みだったらしい。
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 そして、樋口はプロの世界を捨てて庵野らアマチュア集団に合流することとなる。

伊集院:アマチュアで凝りに凝りまくったセンス集団がいて、そこにこの人(樋口のこと)プロだからって言われて入るときの緊張感と優越感ってありますよね!?自分の忘れかけてた熱意みたいなのも、そこに。
樋口:そうなんですよ。それで、そのままプロの仕事ぜんぶ捨てて、大阪に行っちゃったんですよ。(「伊集院光とらじおと」樋口真嗣出演回 2020年5月12日)

 庵野が素顔を出して演じたまで愛したウルトラマンについてのエピソードまとめはこちらの記事から
fc0373.hatenablog.com


庵野とともに岡田斗司夫が立ち上げたGAINAXへ入社(1984年)

 樋口は庵野と岡田斗司夫が立ち上げたGAINAXへ合流し、BANDAIから3億の出資をとりつけた傑作『王立宇宙軍 オネアミスの翼』を製作することとなる。
 その後、樋口は岡田斗司夫の横暴に嫌気がさしてガイナックスを去ることになったのだという。当時のガイナックスについて、樋口はインタビューでこう振り返っている。

岡田斗司夫がムカつくからGAINAXを辞めた

樋口:『王立宇宙軍 オネアミスの翼』(87年)が公開されたら思ったよりお客が入らなくて、それまで12万円だった給料が「来月から9万円ね」って社長の岡田斗司夫がヘラヘラ言うから、頭にきて辞めて(笑)もしかしたら、俺はそのままアニメを作り続けていたかもしれないんだけど、そのとき脚本まで上がってた『トップをねらえ!』(88年)を放り投げて『帝都物語』(88年)で特撮の世界に戻っちゃった。(樋口真嗣インタビューより)

 樋口が放り投げた『トップをねらえ!』の企画だったが、庵野がその後たまたま脚本を読み感動し自身で監督をすることに。庵野が樋口に「せめてコンテだけ手伝って」と頼んだことで、樋口も結局手伝うことになったのだという(笑)


庵野作品の主人公は『シンジ』ばかり

 庵野作品の主人公の名前に「シンジ」が多いのは有名だが、樋口真嗣(ヒグチシンジ)の名前が由来であることはインタビュー等からも明らかである。

『エヴァンゲリオン』シリーズ 主人公 碇シンジ

ムービーウォーカーより


『シン・ウルトラマン』神永 新二(かみなが しんじ)

シネマトゥデイより

『シン・ゴジラ』(2016年)現場を破壊する庵野に寄り添う樋口

『シン・ゴジラ』

 興行収入80億を超える大ヒットとなった庵野と樋口のタッグによる『シン・ゴジラ』(2016年)だが、当初、脚本と編集だけのはずだった庵野が現場に介入してきた時の大変さを樋口はインタビューで常々語っている。
 庵野は自身のアニメのスタッフを連れてiPhone撮影隊を投入したり、カメラアングルをミリ単位で調整するなど現場を完全にコントロールしだしたのだという。

樋口:最初の頃、現場の全スタッフ、全キャストが庵野さんに対して「あの人、なんなの?」みたいな感じで、それをなだめすかすのが自分の役割でした。「樋口さんは、それでいいわけ?」なんて聞かれるし。「僕は映画のために仕事をしてるんです。監督としていばりたいわけじゃない。映画が良くなればそれでいいんです。良くなりそうでしょ?」みたいな話をずっとしてました。それが長く付き合っている友達として出来る、精一杯のことですから。(ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ)より

 現場を破壊し再構築しようとする庵野に樋口が寄り添いサポートすることでできた傑作『シン・ゴジラ』。GAINAX時代の2人の社長だった岡田斗司夫による評論はこちらの記事から
fc0373.hatenablog.com


『シン・ウルトラマン』

『シン・ウルトラマン』

 『シン・ウルトラマン』では、庵野は総監修という立場で、監督は樋口真嗣が務めた。「庵野が監督じゃないとクソ映画になるだろ」というオタクの言説を樋口は気にしていたらしく、公開当初より、庵野の企画を全く変えていない!とあちこちで語っている(笑)

和気あいあいとした舞台あいさつの終盤、コメントを求められた樋口監督は「庵野からあがってきたホン(脚本)と、皆さんが観ていただいた作品と、寸分違わないものを作ったつもりでいます」
(2022年5月13日 『シン・ウルトラマン』初日舞台挨拶 TOHOシネマズ六本木ヒルズhttps://www.cinematoday.jp/news/N0130064

 そんな樋口真嗣が頑張った『シン・ウルトラマン』の批評まとめはこちらの記事から
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