人知を超えた天才芸人 バカリズムの凄さまとめ

 人知を超えた天才芸人と言われるバカリズムの凄さについて、まとめてみた。

ヒャダイン(作曲家・ミュージシャン)

RENOTEより

コントとバラエティとドラマの脚本、万能の天才

ヒャダイン:年に一度のライブにすべてをかけて、ひたすらコントだけに向き合っている人にも勝るクオリティーのコントライブをやりながら、バラエティー番組でも第一線で活躍して、同時に連続ドラマの脚本を書いて、向田邦子賞まで受賞するって、天才にしかできないですよ。専業の脚本家の方が受賞するのとはわけが違う。「バカリズムは人知を超えている!」ヒャダインが語る天才論 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

向田邦子賞を受賞した『架空OL日記』

既存のシステムを壊す発想と、人間を見つめる冷徹な視線

ヒャダイン:コントによく見られる、既存のシステムや固定観念を壊しにかかるようなトリッキーな発想がまず素晴らしいです。それに加えて、ドラマ『架空OL日記』が象徴していたような、人間を見つめる視線が冷静なところ。バカリズムさんの視線は、常にドキュメンタリー的なんですよね。「バカリズムは人知を超えている!」ヒャダインが語る天才論 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

人をくさす露悪的にもならない人間のありのままを描く表現

ヒャダイン:そのうえで、特定の誰かをくさしたりする表現にしないところがすごい。いわゆる “あるあるネタ”とか“こんな人いるよね”みたいなネタは芸人さんの定番ですが、ほとんどの場合それは露悪的な表現になります。でもバカリズムさんは、そうはならない。誇張や偏見を入れず、ひたすら人間を見つめて、ありのままを描いている。「バカリズムは人知を超えている!」ヒャダインが語る天才論 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

オークラ(放送作家)

FUTURE IS NOWより

 『ゴッドタン』などで知られる放送作家のオークラは、自身が芸人時代に19歳の学生時代のバカリズム(当時)のネタをたまたま目にした時の衝撃をこう語っている。

なぜ19歳の学生がシステムコントに気づいているんだ?

オークラ:なぜ?これにいつ気づいた?どこまで気づいてる?ネタは何本あるんだ?—『自意識とコメディの日々』オークラ著 https://a.co/et0gSrI

 オークラが当時つくっていたシステムコントよりスマートでシンプルな構成だったと言う。なぜこんな若造がシステムコントの存在に気づいているんだ?オークラは衝撃を受けたという。

19歳の学生にお笑い知識でマウントをとりにいった

オークラ:当時の僕は、バカリズムを自分と同じく「芸人の笑いはもちろん演劇や映画や本など他ジャンルの笑いを紐解き、自分なりに体系化している男」だと思っていた。僕と同じくシステムコントの方法論に気づいている唯一の男であり、ライバルだと感じていた。だから、サブカル男が情報量で相手にマウントをとる感じで、理論と知識で負けたくなかったのかもしれない。—『自意識とコメディの日々』オークラ著 https://a.co/et0gSrI

知識や情報朗ではなく感覚的にネタを体系化したピュアな天才

オークラ:しかし、仲良くなっていくと次第に、自分とは違うタイプだということがわかってきた。バカリズムは知識や情報量ではなく感覚的にネタを体系化していた。つまりピュアな天才であって、こっちがマウントをとるために言ったさまざまな知識に対して「こいつ俺より知ってる!」ではなく純粋に知識として受け取ってくれていたのだ。—『自意識とコメディの日々』オークラ著 https://a.co/et0gSrI

千原ジュニア(芸人)

エキサイトより

 バカリズムと一緒に大喜利番組『IPPONグランプリ』に出続けている千原ジュニアは、その凄さをこう語っている。

『IPPONグランプリ』は、バカリズムとそれ以外の芸人の大喜利番組

ジュニア:バカリズムは別格すぎて、ちょっと違いますね。

佐久間:ジュニアさんから見ても?

ジュニア:全然違いますね。バカリズムとそれ以外の芸人の大喜利番組って感じですね。

IPPONグランプリより

バカリズムの答えの切り口が角度つきすぎて、ピンときてない人がいる

ジュニア:バカリズムと大体違うグループなんで、点数つけるんですけど、何回も思いますよ!「今のがIPPONじゃなかったら、出してみろや!!」

佐久間:ははは!なるほど!

ジュニア:バカリズムの答えの切り口が角度つきすぎて、ピンときてないだけちゃいますか?って。バカリズム本人にも言ったことある。「あれで一本ならんかったら、もうなあ?」って。

佐久間宣行(TVディレクター)

ナタリーより

 バカリズムから「佐久間さんに気をつかわれてる」と言われる佐久間宣行。佐久間がバナナマンやおぎやはぎに接する感じとバカリズムへの態度が違うのだと言う。それは佐久間がバカリズムをリスペクトしているからだと言う。

誰の力も借りずに売れてることへの尊敬がある

佐久間:誰の力も借りずに売れてるから!(笑)

バカリズム:いや、そんなことない(笑)

佐久間:例えば東京03はオークラさん、劇団ひとりやおぎやはぎは売れる前から知ってるし。強いていえば、いとうせいこうさん。

バカリズム:いとうせいこうさんは僕の師匠であり、恩人ですから。僕は、せいこうさんに拾われた。これはもう間違いない。

佐久間:俺、いとうせいこうさんも尊敬してるから、ちょっとだけ升野さんの後ろにせいこうさんも見てるんだよね(笑)佐久間宣行、バカリズムに“気をつかう”理由「升野さんだけは…」 | マイナビニュース

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