各界の識者が語る生命保険が無駄である理由

 ひろゆきや、勝間和代など各界の識者はなぜ「生命保険など入るだけ無駄」と口をそろえて主張するのか?その理由をまとめてみた。

朝日新聞デジタルより

ひろゆき

国民保険でほとんどカバーできる

ひろゆき:日本の場合って国民皆保険がしっかりしてるので、生命保険に入らなくても医療費カバーされるんですよ。すげえ手術が必要で大きな病気の場合、高額療養費制度っていうのがあって、上限金額決まってたりするんですよね。で本当に大きな病気になって毎月お金がかかるっていうと、財産全部なくして生活保護にすると、医療費無料になるんですよ。【ひろゆき】生命保険にお金を使うのはまじ無駄!!! - YouTube

国民保険が適用されてない高額治療の効果は不透明

ひろゆき:国民皆保険でおりない治療をしたがった場合に、がん保険が適用されて良かったという場合があるんですが、国民皆保険が適用されない治療って本当に効果があるかは結構微妙なラインのものが多いんですよ。ちゃんとした効果のある治療は厚生労働省が国保適用してくれるんですよ。新しい研究でまだ保険がおりるかどうか厚生労働省が決めてないパターンと、大して意味のない治療の2択だったりするんですよ。【ひろゆき】生命保険にお金を使うのはまじ無駄!!! - YouTube

後田亨(オフィス・バトン保険相談室代表)

後田亨:1959年生まれ。長崎大学経済学部卒業。1995年より大手生保と乗り合い代理店で、約15年、営業職を経験。販売員と顧客の利益相反を問題視し、2012年に独立。以降、執筆・講演・有料相談に従事する。『いらない保険』(講談社+α新書、共著)ほか、著書、メディア掲載多数。

 後田は、加藤浩次がMCを務めるNewsPicks番組で保険の必要性についてこう語っている。

民間保険払う前に国民保険を払っていることを認識した方がいい

後田:(民間の生命保険を)払う前に、国民保険を月数万払ってるわけですよね。現役の間の健康保険料で100万円単位で、公的年金保険料なんかと合算すると1000万円軽く超えるはずなんですね。その上でさらに(民間の生命保険は)保障内容が極めて限定されている。入院だとか、手術だとか限定されている保障。なおかつ経費構造がよくわからない。少ない資料から読み解くと、4割ぐらい(保険)会社の取り分になっている。そういうものをなぜ広く長く使わないといけないのか?私は理解に苦しむんです。(2022年10月10日【激論】医療・ガン保険に入る必要はあるか?国民保険が充実する日本で意見が対立【MC 加藤浩次】 - YouTube

恐怖を煽って保険商品は売られている

後田:がん保険の商品設計に関わってこられた方と一回お話した時に、健康保険でがんだろうが、他の病気だろうが医療費の上限は決まっています。だから、商品設計に関わってこられた方が病名別にがん保険だとか、三大疾病保険、女性疾病特約だとか、病名別に商品が存在する理由が僕にはさっぱりわからないんですとおっしゃってたんです(笑)

加藤浩次:つくった人が!!??

後田:じゃあなんでつくってるのか?と言ったら、「売れるんだよ!これが」って(笑)(2022年10月10日【激論】医療・ガン保険に入る必要はあるか?国民保険が充実する日本で意見が対立【MC 加藤浩次】 - YouTube

 そんな後田が業界を研究しつくして本当に必要な保険を分析した名著はこちら

内容:「検討に値する保険」は3本だけ?!「高額商品」である生命保険に対する世間の関心は高く、一般誌でも定期的に特集が組まれています。にもかかわらず、依然として生保はその中身がわからない「ブラックボックス」です。本書は、具体的な商品を取り上げながら、読者が最も興味をもつ「結局、その保険に加入するのは得なのか?」についてズバリ触れます。本書を読めば、「いつの時代にも通用する根本的な保険との付き合い方」を学ぶことができるでしょう。(BOOKデータベースより)

勝間和代

終身保険はほとんど必要ない

勝間:終身保険っていうのはほとんどいらないっていうことを覚えてほしいんです。なぜいらないかというと、まず自分が生きているうちにはもらえないんですよ、基本的に。で、死ぬ時にもらえるんですが、死ぬのは男性が80歳過ぎ、女性が85歳過ぎなんですよ、平均的には。そうすると配偶者は80代だし、お子さんは50代とか60代なんですよ。そうすると親がなくなって生命保険が2000万とかおりてきてもあんまり意味がないんですよ。(2019年9月1日勝間和代の、生命保険のかけ方講座。多くの人が生命保険を払いすぎています。 - YouTube

入るなら掛け捨ての逓減型

勝間:私がおすすめしているのは逓減型と言いまして。若い時に死んじゃった時はたくさんもらえるんだけど、年とって死んだ時には、ほとんどもらえなくなるみたいな保険が組めるんです。何がいいかといいますと、月々払う金額が凄く下がるんですよ。なぜか?若い時より年とった時の方が死ぬ確率が高まるので、若い時にはたくさんもらえるんだけど、掛け金が少なくて済む。年とった時にはもらえる金額は少なくなるけど、子どもも独立しているのでいらないということです。(2019年9月1日勝間和代の、生命保険のかけ方講座。多くの人が生命保険を払いすぎています。 - YouTube

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