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天才 庵野秀明の凄さがわかる関係者の声・エピソードまとめ

 天才、庵野秀明の凄さがわかる関係者の声、エピソードをまとめてみた。

 

映画監督 鶴巻和哉

 エヴァンゲリオンシリーズの副監督、「フリクリ」などで知られる庵野秀明の盟友、鶴巻和哉は、庵野をこう評する。

鶴巻:「王立」の時、庵野さんはメカ作監だったけど、原画を描いてた時もあるわけでしょう。カメラも一緒に飛びながら飛行機を追いかけるようなシーンはたぶん庵野さん以外の日本のアニメーターには、ほとんど描けないんじゃないかと思うんだけど。そういったシーンを、相当うまいと言われているアニメーターに要求しても、やっぱり描いてもらえない。業界でもメカを描かせたら1、2番と言われてる人に、そういうのを発注しても、自分が思っている絵になってこない、俺が描いた方がうまいってなっちゃったら、やっぱりここはレベルを落としてでもとか思うのかな。(庵野秀明「スキゾ・エヴァンゲリオン」より)

映画監督 押井守

 押井守は庵野秀明に明らかに共感を覚えている映画監督だ。宮崎駿という巨匠が君臨するアニメーションの世界で、カウンターとなる作品をつくってきた。ペダンティックなセリフ回しから、世界観の設定、動きよりもレイアウト重視の演出スタイルなど、明らかに共通点が多い。そして、庵野を語るのは、自分が最も適任であると自称するあたり、賞賛しながら、批判する言葉が生まれるのは、庵野への共感からの自己言及にほかならないからだ。

正直言って(旧エヴァを)劇場で見た時は仰天しました。

私小説的内実をメタフィクションから脱構築まで、、なんでもありの形式で成立させた奇怪な複合物であります。ー中略ー表現や文体はと見れば、異化効果どころかラフ原レイアウトもあり、セルまでひっくり返す徹底ぶりで、正直言って劇場で見た時は仰天しました。ワタシでもここまではヤらなかった。「庵野は決してバカではない」どころか、その表現に関する自己批評のありようから察するに、アニメという表現形式への自意識の持ちようは、これは見事なものだと関心した記憶があります。(押井守「世界の半分を怒らせる」より)

スタジオ・ジブリ 鈴木敏夫

 ジブリ鈴木敏夫は、庵野秀明が学生時代に「風の谷のナウシカ」のスタッフとして参加してからの長い付き合いがある。時には、スタジオジブリ新レーベル「スタジオカジノ」をつくり、庵野に実写を撮らせたり、スタジオカラー設立時は、業界中に声をかけ、設立をあとおししたのだという。

宮崎駿なき後は庵野。

 2014年8月に行われた第27回東京国際映画祭の中で、鈴木敏夫の企画で庵野作品の特別上映「庵野秀明の世界」が行われた。鈴木は、宮崎駿が長編映画の監督から引退した現状を踏まえ、こう発言している。

鈴木:宮崎駿なき後は庵野。少なく見積もっても10年、本人は20年って言うかもしれないけど、日本のアニメを牽引していく存在と期待を口にする。(アニメ!アニメ!「宮崎駿なき後は庵野」2014年より)

ナウシカの巨神兵のシーンは粘り強く凄い

 庵野秀明の才能を感じた瞬間は、どこだったというインタビューに対して、鈴木はこう語っている。

鈴木:処女作にその才能は垣間見えると言うけど、「風の谷のナウシカ」の巨神兵を見たときじゃないですかね。粘り強くてすごいシーンになってたんで。その後公表していると思いますけど、実は「ナウシカ」の中に幻の絵コンテがあったんです。何かというと、巨神兵と王蟲(オーム)の戦い。これをやっぱりやりたかったといまだに言ってますからね。ついでだから言っちゃうと、彼はある時期、「ナウシカ」を自分で映像化したいとも言ってました。僕は面白いなと思ったんですよ。宮さんの作った「ナウシカ」はあるけど、庵野の作る「ナウシカ」ってどうなるんだろうと。「エヴァンゲリオン」の最初のテレビシリーズがすごく面白かったですけど、注目したのが、その(エヴァンゲリオンの)デザインですよね。巨神兵じゃんって(笑)。要するにトラウマになっていて、結局彼が何をやってるかっていうとね、「ナウシカ」のその後って感じでしょ?(笑) 僕はそう思いました。(映画ナタリー「シン・ゴジラ公開記念特集 鈴木敏夫、庵野秀明を語る」2016年7月28日 より)

映画監督 樋口真嗣

アマチュアの庵野の作品観て、プロの仕事をぜんぶ捨てた。

樋口:(プロの映画の世界に入って)ダメだ!って挫折するわけですよ。ダメだって自分がダメなのに、いるじゃないですか?若者のわがままさ加減で、悪いの自分なのに周りが悪いと思っちゃう。そんなときに大阪で自主映画っていうのをやってた。学生たちが、集まって映画をとって上映会をやってた。
伊集院:特撮の同好会みたいなのが、素人だけど、頑張ってつくる。
樋口:その中に一本めちゃくちゃ面白いのがあって、有名なヒーローが出てくるんですけど、変身するとただの浪人というか兄ちゃんが、「あ、ウルトラマンだ!」って。その世界観ではそのでかい兄ちゃんがウルトラマンだと思われてるっていう映画があって。それの総監督とウルトラマン役をやっていたのが、庵野秀明だったんですよ。(「伊集院光とらじおと」樋口真嗣出演回 2020年5月12日)

伊集院:アマチュアで凝りに凝りまくったセンス集団がいて、そこにこの人(樋口のこと)プロだからって言われて入るときの緊張感と優越感ってありますよね!?自分の忘れかけてた熱意みたいなのも、そこに。
樋口:そうなんですよ。それで、そのままプロの仕事ぜんぶ捨てて、大阪に行っちゃったんですよ。(「伊集院光とらじおと」樋口真嗣出演回 2020年5月12日)

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